【再掲】 最高記録更新!さて、スズメさんたちは何羽?

「みんな、今日何して遊ぶ?」「おい嬢ちゃん、遊んでる暇なんかねーんだぞ!」 Canon EOS 5D Mark II, EF 24-105mm F4L IS USM, f8, 1/125sec., ISO100, WB:Daylight
以前から隣家のアンテナにスズメが何羽止まっているか、まあ「気がついたら」というレベルだが、記録を取っている。この日は見事過去の数字を大幅に更新する新記録となった。そっと窓を開けたのに意地の悪いのが二羽逃げてしまったので、本来なら「正解+2」が正しい記録であった(笑)。さて、皆様アンテナには一体何羽のスズメが止まっているでしょう? 写真をクリック、開いたらもう一度クリックして拡大画像を表示、右の何も止まっていないアンテナをご参照の上コメント欄より奮ってご回答ください(笑)。
出題しっ放しで忘れていたわけではありませんが、そろそろ正解を出しましょうかね。現在エントリー済みは次のお三方です(6月24日現在)。
・黒ゆとりさん 22羽
・mさん 22羽
・ねこニャン’19さん 21羽
以上です。余計なこととは思いながら記事を再掲載してみました。お暇のある方は数えてみてください。ニ、三日のうちには正解発表とまいりましょう。
さて、今日はカワネズミのような珍しい動物ではなく、私たちの一番身近にいる野鳥であるスズメについて語ってみたいと思います。ニ、三年前から隣家のアンテナに止まっているスズメを撮影するようになりました。別にスズメの写真を撮りたいわけではなく、一体何羽止まっているか記録を取ることが目的です。まあ、大気光学現象のチェックのついでにスズメがたくさん止まっていれば写真を撮るといった感じでやっていますので、精度的にはたいしたことはないでしょう。で、現在までの最高記録が上掲の写真です。一体何羽止まっているのかお暇な方は数えてみてください。回答はコメント欄からお願いします。見事正解の方には特別豪華賞品を進呈したいところですが、大変残念ながらお渡しする方法がありませんので、当ブログにその名を記し末永く顕彰させていただきたいと思います(笑)。
私の家の周辺では、5月から8月中旬くらいまでが一番スズメたちの姿を見かける時期になります。ちょうど今頃になりますと、この春に巣立ったばかりの子スズメたちの周りに対する無警戒さと下手くそな飛行技術に端で見ていてハラハラすることもなくなります(笑)。従って新記録は春から夏にかけて出る可能性が高いんですね。朝早くから仲間同士で「みんな、今日何して遊ぶ?」とか「昨日隣町のやつらが俺たちの縄張りをうろついていたよ」なんて会話をやっているのでしょうか(笑)。と何も知らない人間は勝手に微笑ましがっているのですが、スズメたちの生態はそれはそれは厳しいものであることは想像に難くありません。近所の野鳥マニア氏によると、家の近くには鉄道が通っているのですが、線路の向こう側の住宅地で生まれた子スズメたちは線路を越えて田園や公園が多いこちら側に移動して来るそうです。その際電車にぶつかったり野良猫の餌食になったりで線路を越えることの出来ない個体が毎年かなりの数に昇るそうです。
スズメの寿命については正確なところはよくわかっていないそうですが、ウィキペディアによると次のように説明されています。
ヨーロッパの標識調査からのある推定では、秋頃に捕獲された雛が、翌年の春を迎えるまでの生存率は0.49(筆者注:49%)、その後の生存率は年あたり0.32(筆者注:32%)となっている。これらの値が日本でも成り立つとすると、秋頃の当年生まれの個体の期待余命は1.4カ年ほど、1年目の春を迎えた個体の期待余命は1年ほどということになる。卵の段階から巣立つまで、そして巣立った直後から秋にかけては、かなり高い死亡率を持つと思われるので、産卵された直後のスズメの期待余命、つまり寿命は半年以下になるかもしれない。
引用:「スズメ」( 2019年4月27日 (土) 16:40 UTC)『ウィキペディア日本語版』(抜粋・一部補足)
何と生まれて一年間生き延びるスズメはわずか3割、産卵された直後という観点からみると期待余命(つまりヒナが孵ろうと孵るまいと全ての卵が持つ平均的な寿命)が半年以下ですか。野鳥ですから厳しいとは思っていましたが想像以上ですね。ちなみに一番の天敵はカラスだそうです。
日本におけるスズメの個体数は減少傾向にあると言われている。鳥類の研究者である三上修氏らの推定によると、2007年のスズメの個体数は1990年ごろに比べて少なくとも半減、減少率を高く見積もると5分の1になったと考えられている。50年前の10分の1とも推定されている。しかし減少原因についてはよくわかっていないが、気密性の高い住宅の普及によって営巣場所が減少したこと、農村部でコンバインの普及によって落ち籾(もみ)が減少しそれによる冬季の餌が不足したことなどが可能性として挙げられている。また農村部と比べて都市部において巣立っているヒナの数が少ない傾向が見られており、都市化に伴う餌不足も、減少原因の候補として挙げられている。引用:「スズメ」( 2019年4月27日 (土) 16:40 UTC)『ウィキペディア日本語版』(抜粋・一部省略)
私の家の周辺では8月中旬くらいまではアンテナや電線に集う姿を見ることができますが、秋が近くなると田園の方へと移動してあまり姿を見かけなくなります。それまでせいぜい健気に生きる可愛い姿を楽しませてもらうことにいたしましょう。


↑ 「にほんブログ村ランキング」に参加しています。面白かった方はポチッと、つまらなかった方はプチッと押していただければ励みになります。
- 関連記事
-
-
行合の空に想う ── セミの一生ってそんなに悪くはないんじゃないかな 2019/08/25
-
これが正解です!── 最高記録更新!さて、スズメさんたちは何羽? 2019/06/25
-
【再掲】 最高記録更新!さて、スズメさんたちは何羽? 2019/06/23
-
[二訂版] ウスユキソウは「日本のエーデルワイス」なのか? 2019/06/02
-
最高記録更新!さて、スズメさんたちは何羽? 2019/06/01
-