「冬」さん、頑張る ── 春のような陽気も今日まで

画像の左右方向と上下方向に重なる波状高積雲。
トップ画像は、波状高積雲の「二重雲」で、十種雲形の変種だ。単に高さの異なる雲が二重になっているのではなく「同じ雲種の雲が二重」になっている場合にのみ「二重雲」と呼称される。キャプションでも触れているが、画像の左右方向と上下方向の波状高積雲が重なっているのがお分かりいただけるだろうか。よく見ると三重に思えるような部分もあrし、左右方向から一旦上下方向に向きを変え、その後再び左右方向に戻っている雲列もあったりして、なかなか一筋縄ではいかない空模様だ(笑)。(参照:二重雲とは何か? ── 久しぶりにソラ屋らしい記事を書いてみる)
埼玉県北部地方⇒最高気温:22.0度 最低気温:4.0度
北海道釧路市⇒最高気温:零下0.1度 最低気温:零下6.1度 (真冬日)
釧路は昨日から一転、最高気温も最低気温も一気に5度ほど下がって真冬日となった。埼玉の最低気温を釧路の最高気温が4度近く下回るという、ぶっちぎりの大勝利だ(笑)。ハイボールが美味い(笑)。
さて、関東地方は昨日と同じくらいのバカ陽気だったが、どうやらこの暖かさも今日までで、明日からはまた冬型の気圧配置が強まるようだ。東北地方から北陸地方にかけては、気温が急降下するところもあるとの予報だ。寒暖の差が激しいと体調を崩しやすいので、皆様、どうかご自愛のほどを。
ところで、将棋の藤井二冠(王位・棋聖)が「将棋に専念したい」との理由で、1月31日付けにて名古屋大学教育学部付属高校を自主退学したことがニュースになっていた。同校の卒業式は3月1日に予定されているそうなので、残り一ヶ月くらい何とか出来なかったのかという巷の声も聞こえてくる。藤井二冠によると、秋頃に退学の意志を固めて学校側と話し合いを続けて来たそうだ。
確かに将棋界には、東大卒をはじめとして、将棋と学業を両立させて大学を卒業した棋士もいることは事実だ。おそらく双方が望めば「どうにでも」なったことなのではないかと推察するのだが、彼としても色々悩み抜いた上での決断だと思う。故大山康晴十五世永世名人は、東京大学で講演した際「私は小学校しか出ていないが、将棋大学を優等で卒業したと思っている」と語ったそうだ。藤井二冠の決意と潔さにエールを送るとともに、今後の将棋界を力強く牽引して行ってほしいと願わずにはいられない。
このへんで泣けよとふごと天の水一、二滴石の肩を濡らせる (久保田幸枝)
幽界のうたひ手画面に呼び出してうつつのひと夜を楽しまむとす (久保田幸枝)
いそぎ足すり足の者ふり向かず「時の神」にはああ首がない (久保田幸枝)
出典:久保田幸枝著 『草遊木戯』所収 (不識書院 平成22年/2010年刊)

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