冬至を待つ ── 初冬の宵の空のさやけさ


今日は祝日だったんだね。「勤労感謝の日」・・・。俺も一応勤労しているんだけど、昼前まで普通に仕事をしていて全然気がつかなかったりして(笑)。もちろん、即刻仕事を止めて昼酒モードに入ったんだけど、確実に半日損しちゃったよ(笑)。おかしいなあ。世間様と曜日の感覚がズレてしまわないように、カレンダー通りに仕事するようになってから、こんなことってあまりな記憶にないんだけど、自分で思っている以上に疲労が蓄積しているのかも知れん(笑)。
画像は、今月初頭に出現した外接ハロだ。この日のほんの数日前にも、ほとんど上部タンジェントアークと言ってもいいくらいの外接ハロが出た(参照:「短日の外接ハロはぼうっとしていた ── それを撮る俺はもっとぼうっとしていた」)。気象条件が安定していると、同じ大気光学現象が連日出現することがあるんだよね。この時は太陽高度が約35度と前回より少し高く(前回は30度)、外接ハロの弧のカーブがはっきりしているので「逆水平アーク」と呼ぶのはちときつい(笑)。でも、22度ハロ(内暈)は、前回よりかなり明瞭に出ているのがおわかりいただけるだろうか。よく見ると「オーレオール」も出ているんだよね。太陽の周囲にうっすらと青い環が見えると思う。光環の一番内側に出現する青い環をオーレオール/"Aureole"と呼ぶ(下の解説図をご参照いただきたい)。ちなみにキャプションにある「上端接弧」は、「上橋節子(うえはしせつこ)」の誤変換ではない(笑)。「じょうたんせっこ」と読み、上部タンジェントアークの日本語名だ。

おたくのおたくによるおたくのための「私、上端接弧と申します #1」の解説図
あ、昨夜は小一時間ほど悩んだ末に、レタスをやめてアイヌネギ(行者ニンニク)の醤油漬けと納豆と卵のチャーハンにしたんだよね(笑)。醤油漬け一瓶の半分を刻んでチャーハンに投入、半分を副菜にした。アイヌネギはかなりお高いんで、これが悩み抜いた末の結論だったんだよ(笑)。仕上げに瓶詰めの汁をフライパンの縁からぐるっとかけ回して利用したので、香り高く味に深みが出て美味かった。
このあつい両手を冷ます風を待つ体育館へと続く外階段 (山崎聡子)
身体にも最果てはあるわたしから嘘をはじめてしまう恍惚 (山崎聡子)
火は記憶に似ているきみがくすぶった火種に息を吹きかける夜 (山崎聡子)
出典:山崎聡子著 『手のひらの花火』所収 (短歌研究社 平成15年/2003年刊)

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