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【再掲】 「かまいたち」って知ってる? ── スパッと切れると、人間ってあまり痛みを感じないんだよね

8 Comments
さえき奎(けい)
オーソドックスな乳房雲
「オーソドックスな乳房雲」 Canon EOS 5D Mark II, EF 24-105mm F4L IS USM, f8, 1/125sec., ISO100, WB:Daylight
一見モノクロに見えるこの乳房雲は、ちゃんとしたカラーの画像なんだよね(笑)。泡立つ洗面器をひっくり返して見たような雲なんだけれど、これがよく見られるオーソドックスな乳房雲だ。

 昨日ちょっとした作業で紙を折ったり切ったりしていた時に、何かの拍子に少し深めに指を切ってしまった。実は、俺の指先を切ったものというのが、カッターでもナイフでもハサミでもないただの紙だったんだよね(笑)。つまりA4用紙の横長部分でスーッと・・・。何か鈍い痛みを感じて人指し指を見ると赤いものがじわっと出ていて舐めるとそれは鉄の臭いがした(笑)。とまあホラー風に書くとそんな感じになるんだけど、何と言ったらいいのか、ああいう鋭利な金属の刃ではない、もっと刃先(に相当する部分)が鈍いもので切った時って、なんであんなに嫌な感じがするんでだろう。もちろん、七転八倒するというような激しい痛みではないんだけど、その後もずっと、むーんというかもーんというか、何とも嫌な痛みがずーっと残るじゃないか。
 一日中野山で遊び回っていた子供時代は、よく草で手を切ったりした。特にイネ科の植物の葉って、本当によく切れる。あれで皮膚が切れると、実に嫌な感じがするんだよね。目を凝らして見れば葉の側面が細かいギザギザになっていたりして、これが自分の皮膚を切り裂いたのかと思うとぞっとしたよ。でもまあ、俺は正真正銘の山育ちだったから、草に限らずあちこち切ったり傷つけたりなんてことは日常茶飯事というか、男の子の勲章みたいなものだったけどね(笑)。
 鈍い刃先と言えば、映画「壬生義士伝」で吉村貫一郎が、刀身は折れ曲がり刃こぼれだらけになったのこぎりような刀で切腹するシーンがあった。その瞬間思わず「あ、痛えー!」と叫んでしまったくらいだ(笑)。
 逆に非常に鋭利な刃先で切った時はあまり痛みを感じない(あくまでも「あまり感じない」だからね)。ご存じの方もいると思うんだけど、特に北海道や東北など北国に多いという「かまいたち」という現象がある。外で遊んでいる時などに突然皮膚に、痛みも出血もない直線上の傷が出来るという摩訶不可思議な現象のことだ(まあ、押せば血は出るけど)。実際問題、俺も何度かやられた経験があるんだけど、本当に痛みを感じないので一緒に遊んでいた友達に言われてはじめて気がついたりするんだよね。ある時には、幼なじみの女の子のふくらはぎにリアルタイムでツーっと傷が出来るのを見たことがある(幼い頃の話だから「やらしー、ふくらはぎ見てたんだって」などと突っ込みを入れるのはやめようぜ(笑))。昔の人は、これをイタチが化身した魔獣の仕業だと考え「かまいたち」なんて呼び名が定着したらしい。非常に小さな旋風、つまりつむじ風が原因だとか、何らかの生理的要因による現象だとする説もあるそうなんだが、真相は未だにわかっていないようだ。






雨傘をふたりでさして半身をぐっしょり濡らす微笑みながら  (野口あや子)




幼年のわれの骸のような傘さして小雨の坂をすすめり  (野口あや子)







出典:野口あや子著 『くびすじの欠片』所収 (平成21年/2009年 短歌研究社刊)

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さえき奎(けい)
Posted byさえき奎(けい)

Comments 8

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さえき奎(けい)
さえき奎(けい)  
Re: タイトルなし

ももPAPAさん、こんにちは。いつも
>
> 幼年の頃、山野に入って木の実を採ったり草っぱらに入ったりしたときに気付かぬうちに手や足を草で切ってたって経験 よくありました。

草原や森の中を駆け回っていると、あちこち傷だらけになりますよね(笑)。中でも
草で切れるのが一番痛いです(笑)。

> これも幼少の頃
> かまいたち は同名の妖怪の仕業だという話を聞いたこもあって、ググってみると甲信越地方に多く伝えられる妖怪、もしくはそれが起こすとされた怪異でつむじ風に乗って現れ、鎌のような両手の爪で人に切りつける。
> 鋭い傷を受けるが、痛みはない。 とありましたが 実際、気づかぬうちに結構大きな切り傷ができていた ということがあって 今でも不思議なことだと思います。

はい。深くはないんですね。本当に皮膚だけって感じで、気がつくと切れている・・・。
本当に不思議です。

2020/10/19 (Mon) 17:01 | EDIT | REPLY |   
ももPAPA  

さえき奎さん こんばんわ♪

幼年の頃、山野に入って木の実を採ったり草っぱらに入ったりしたときに気付かぬうちに手や足を草で切ってたって経験 よくありました。

これも幼少の頃
かまいたち は同名の妖怪の仕業だという話を聞いたこもあって、ググってみると甲信越地方に多く伝えられる妖怪、もしくはそれが起こすとされた怪異でつむじ風に乗って現れ、鎌のような両手の爪で人に切りつける。
鋭い傷を受けるが、痛みはない。 とありましたが 実際、気づかぬうちに結構大きな切り傷ができていた ということがあって 今でも不思議なことだと思います。

2020/10/18 (Sun) 22:09 | EDIT | REPLY |   
さえき奎(けい)
さえき奎(けい)  
Re: ミヽ(´・ω・)ノ┌┛

イオママさん、こんにちは。いつもご支援ありがとうございます。

> かまいたち現象..知ってます。
> 姉が子供の頃なりました。
> 夫も膝に跡がのこっています。

道産子なら、自分自身か身内に経験者がいますよね。

> 何もしないのに突然だと聞きました。
> 不思議ですね。

そうなんです。痛みを感じないでの、自分では気がつかないことが多いです。

> 私も目尻にかまいたち..( ・᷄ὢ・᷅ )シワシワ

32本くらいですか(笑)。

> 紙で手を切るとすごーく痛い!
> 特にコピー用紙気をつけなくちゃ!

鋭い痛みじゃなくて、ぞわぞわとするような嫌~な痛みですよね(笑)。でも、
「手の切れるようなお札」なんてことを言いますが、お札で手が切れたという
話を聞いたことがありません(笑)。

2020/10/18 (Sun) 19:00 | EDIT | REPLY |   
さえき奎(けい)
さえき奎(けい)  
Re: かまいたちは妖怪説もありました

がちょーさん、こんにちは。いつもご支援ありがとうございます。

> かまいたちはよく知っておりましたよ!

やはりご存じでしたか。

> 妖怪説もありましたが、真空現象で皮膚が切れるとも聞いております

そうなんです。切れるのは皮膚だけなんです。真空現象とかミクロなつむじ風とか
言われてますよね。

> 私も昔、皮膚が知らないうちに切れていたことがあって
> もしや、あれはかまいたちの仕業だったのかも知れません。

おそらくそうだと思います。「妖怪かまいたち」かどうかはわかりませんが(笑)。
私も何度か経験がありますが、本当に気がつかないうちに切れているんですよね。

2020/10/18 (Sun) 18:52 | EDIT | REPLY |   
さえき奎(けい)
さえき奎(けい)  
Re: 妖怪、鎌鼬(かまいたち)・・・(笑)。

オグリン♪さん、こんにちは。いつもコメントありがとうございます。

> ある文献では、冬の信越地方に多いと書かれています。
> また、越後七不思議の一つにも数えられておりヤス。

冬・雪国・北国というのは確かに共通項みたいですね。

> かまいたち=妖怪説は日本中にあり、かまいたちの種類?も豊富でユニークで面白いですね。

はい。かと思えば関東地方や西日本一帯にも伝承があるなど、本当に不思議なんですが
最近こういう話をあまり聞かないのは、外で遊ぶ子供達というか、子供そのものが減って
いるからでしょうか・・・。

> 私も小学生の時に校庭で一緒に遊んでいた友達が突然座り込み、どうした?って聞いたら、やられたぁ~って(笑)、そう、太腿に突然切り傷が・・・。
> 不思議ですね。

少し古い人間なら、自分自身か身近な人の遭遇を経験していることが多いですよね。

> 鎌鼬、冬の季語。
> 妖怪の固有名詞が季語なのはこれと雪女ですね。
> よほどアチコチに出現したのでしょう(笑)

まさか、季語だとは思いませんでした(笑)。

2020/10/18 (Sun) 18:47 | EDIT | REPLY |   
イオママ  
ミヽ(´・ω・)ノ┌┛

こんにちは。

かまいたち現象..知ってます。
姉が子供の頃なりました。
夫も膝に跡がのこっています。

何もしないのに突然だと聞きました。
不思議ですね。

私も目尻にかまいたち..( ・᷄ὢ・᷅ )シワシワ

紙で手を切るとすごーく痛い!
特にコピー用紙気をつけなくちゃ!

2020/10/18 (Sun) 09:48 | EDIT | REPLY |   
がちょー  
かまいたちは妖怪説もありました

さえき様おはようございまーす
かまいたちはよく知っておりましたよ!
妖怪説もありましたが、真空現象で皮膚が切れるとも聞いております
私も昔、皮膚が知らないうちに切れていたことがあって
もしや、あれはかまいたちの仕業だったのかも知れません。

2020/10/18 (Sun) 08:24 | EDIT | REPLY |   
オグリン♪  
妖怪、鎌鼬(かまいたち)・・・(笑)。

ある文献では、冬の信越地方に多いと書かれています。
また、越後七不思議の一つにも数えられておりヤス。

かまいたち=妖怪説は日本中にあり、かまいたちの種類?も豊富でユニークで面白いですね。

私も小学生の時に校庭で一緒に遊んでいた友達が突然座り込み、どうした?って聞いたら、やられたぁ~って(笑)、そう、太腿に突然切り傷が・・・。

不思議ですね。

鎌鼬、冬の季語。
妖怪の固有名詞が季語なのはこれと雪女ですね。
よほどアチコチに出現したのでしょう(笑)

2020/10/17 (Sat) 23:13 | EDIT | REPLY |   

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