日本の気候は四季じゃなくて「五季」なんだよね

いよいよ東北地方北部を除く全国で入梅となったらしい。道産子の俺にとっては、耐え難く鬱陶しい季節だ。まあ、それでも秋よりはずっとましだなんだけどね(笑)。梅雨の時期は一応「夏」ということになっているんだけど、これは明らかに間違っている。「春」と「夏」がせめぎ合う季節が「梅雨」なんだから、無理やり「四季」に当て嵌める必要など何もないと思うんだよね。だから「春夏秋冬」に替えて「春湿夏秋冬」という五季を提案したいと思う。で、この「湿」と「秋」がない世界に行きたいというのが俺の見果てぬ夢なんだよね(笑)。
将棋のヒューリック杯棋聖戦五番勝負は、挑戦者藤井七段が渡辺三冠(棋聖・棋王・王将)を降して見事第一局を制した。快挙だと思う。このままストレートでタイトルを奪取してほしいと思うんだよね。本当にこの人だけは、完膚なきまでやっつけてほしいんだよ(笑)。頼むぞ!
今度生まれたら「贋作画家か絵画修復師」になりたいということは、以前の記事でも書いたことがあるんだけど「アンソロジスト」になりたいなんてこともずっと昔から思っているんだよね(笑)。これって自分に創作の才能がないってことの意識の裏返しでもあるんだけど、創作の才能がないやつが編むアンソロジーが面白い訳がないので根本から矛盾しているんだよね。自分で書いていて空しいよ(笑)。ちなみに日本、いや世界最古にして最大のアンソロジー『万葉集』はいうまでもないが、漢詩・漢文と和歌をコラボさせた『和漢朗詠集』も世紀の大傑作だと思う。こんなユニークなアンソロジーを編んだ藤原公任サンは偉かった。
さようならいつかおしっこした花壇さようなら息継ぎをしないクロール
ラップトップの光のなかで教科書のインクの匂い吸いこんだ夜
中学で死んだ高山君のことを思うときこれが記憶の速度とおもう
出典:山崎聡子 『手のひらの花火──山崎聡子歌集』 (短歌研究社 平成25年/2013年刊)
東直子さんを初めて読んだ時に近い衝撃を受けた。何故この歌人を今まで知らなかったのだろう・・・。第二首は本著『手のひらの花火──山崎聡子歌集』の栞文を書いている歌人加藤治郎氏のあの有名な一首を彷彿とさせる。

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