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[三訂版] 「ウスユキソウ」が「日本のエーデルワイス」ではなく「エーデルワイス」が「西洋ウスユキソウ」である理由(わけ)

18 Comments
さえき奎(けい)
ハヤチネウスユキソウ・セイヨウウスユキソウ(エーデルワイス)・オオヒラウスユキソウハヤチネウスユキソウ (上左) ・ セイヨウウスユキソウ (エーデルワイス) (上右)
オオヒラウスユキソウ (下)
出典(写真左):「ハヤチネウスユキソウ」(2017年9月16日 (土) 12:37 UTCの版)『ウィキペディア日本語版』
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス Qwert1234氏を著作者とするこの作品は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承 3.0 非移植 ライセンスのもとに利用を許諾されています。
出典(写真右): 「セイヨウウスユキソウ」(2019年5月18日 (土) 01:36 UTCの版)『ウィキペディア日本語版』
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス Tobias Gasser氏を著作者とするこの作品は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承 2.5 一般 ライセンスのもとに利用を許諾されています。
出典(写真下):「北の大地『植物図鑑』」に掲載されていたこの作品は著作者である「北遊ホクユウ」氏の許諾を得て転載しています(このサイトは、令和元年/2020年12月のYahoo!ブログのサービス終了に伴い閉鎖されたようです。詳細は記事の最後にある「追記」をご参照ください)。

 最近往年の名画「サウンド・オブ・ミュージック」を酔いに任せてだらだらと観た。もう何度観たかわからないくらいだが、観る度に新たな感動がある。まあ、それが名画と言われる所以なんだろうな・・・。
 それで思い出したのが、本ブログ開設間もない頃に書いたエーデルワイスに関する記事のことだ。改めて、是非ご一読いただきたいと思った。いや、俺の記事がどうこういう問題ではなくて、まずは上の画像を見てほしい。この素晴らしい「オオヒラウスユキソウ」や「ハヤチネウスユキソウ」そして「セイヨウウスユキソウ(エーデルワイスともいう)」の画像を見較べていただきたい。実はこれ、全て同科同属の花なんだよね。どれがエーデルワイスなのか、すぐにわかる人は決して多くはないと思う。
 今回の[三訂版]記事のアップに際して、記事タイトルを「『ウスユキソウ』が『日本のエーデルワイス』ではなく『エーデルワイス』が『西洋ウスユキソウ』である理由(わけ)」と改題させていただいた。ご了承願いたい。

 アルプスの妖精とも氷河の星とも呼ばれる高山植物エーデルワイスのことは、ミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」で歌われた同名の挿入歌で知った方も多いのではないだろうか。エーデルワイス(以下セイヨウウスユキソウと記す)の名は、ドイツ語の"edel"(高貴な、気高い)"weiß"(白)に由来している。花言葉にもなっている「純潔」の象徴として様々な団体の名称や商品名に使用されるなど、ヨーロッパをはじめとする多くの国で愛されている。
 ところで、セイヨウウスユキソウ(エーデルワイス)はキク科ウスユキソウ属の植物で、日本にもその仲間が何種類も自生していることをご存じだろうか。結論からいうと、7種2変種もあるのでこれを列記してみる。

ウスユキソウ
エゾウスユキソウ(レブンウスユキソウ)
オオヒラウスユキソウ
ミヤマウスユキソウ(ヒナウスユキソウ)
ホソバヒナウスユキソウ(ミヤマウスユキソウの変種)
ハヤチネウスユキソウ
ミネウスユキソウ(ウスユキソウの変種)
カワカミウスユキソウ
ヒメウスユキソウ(コマウスユキソウ)

この他に紀伊半島や四国に分布する小型のウスユキソウを「コウスユキソウ(コバノウスユキソウ)」と呼んでウスユキソウの変種とする説もあり、それを採用する場合は全部で7種3変種となる。

 お気づきのように「ウスユキソウ」以外は全て「何々ウスユキソウ」(漢字で書くと「薄雪草」)と呼称され、セイヨウウスユキソウ(エーデルワイス)と同様に花弁に白い綿毛が密生しているので薄く雪でも被ったように見えることがその名前の由来になっているんだよね。「高貴な白」というのも悪くはないんだけど、「薄雪草・ウスユキソウ」というネーミングの方がずっと洒落た響きと雰囲気があると言ったら身贔屓が過ぎるだろうか(笑)。ちなみにウスユキソウ属の花言葉には「大切な思い出」というのもあるんだけど、これもすごくいいと思う。
 上掲のハヤチネウスユキソウセイヨウウスユキソウ(エーデルワイス)オオヒラウスユキソウの写真をご覧いただきたい。よく似ているよね。まあ、同属の植物なので当たり前の話なんだけれど、このウスユキソウが「日本のエーデルワイス」なんて言い方で紹介されることが多々ある。西洋崇拝とか外国コンプレックスなどとは思いたくはないんだけど、無意識のうちに培われた何らかの鬱屈した心理が働いた結果であるような気もするんだよね。「別にいいじゃないか。エーデルワイスは世界的ブランドなんだから」などという意見もあるとは思うよ。だけど、ヨーロッパに生育するウスユキソウ属はセイヨウウスユキソウ(エーデルワイス)の他にはかなり形態が異なるもう一種があるだけなんだよね。だからウスユキソウ属の植物に関しては、7種2変種が自生する我が国の方が、絶対に本場であると思う。実際に画像をご覧いただいてどうだろう? 日本の両種ともまったく負けていないばかりか、より端正で秀麗な姿だと俺は思うんだよね。「日本のエーデルワイス」とか「エーデルワイスみたい」なんて言われ方をすると、この両種だけではなく日本のウスユキソウ一族の面々も決していい気分はしないはずだと思うよ(笑)。オオヒラウスユキソウハヤチネウスユキソウの両種などはもっと気の毒で「エーデルワイスに一番よく似ている花」なんて失礼極まりないフレーズを添えて語られることが多い。きっと「私があっちに似ているんじゃなくて、あっちが私に似てるんじゃないの・・・」などとボヤいているだろうな(笑)。ご参考までに書き添えると、以前はオオヒラウスユキソウハヤチネウスユキソウの変種とする見解もあったそうなんだが、花のつく茎の葉の数や形が異なり雌雄異株の傾向が強いことから、現在はハヤチネウスユキソウとは独立した別種とされているそうだ。この「ハヤチネ」「オオヒラ」の名は、それぞれの自生地である「早池峰山」(岩手県)、「大平山」(北海道後志総合振興局管内)から採られたものだ。
 何を何と呼ぼうと人様の勝手であることは百も承知なんだけれど、ここはあえてエーデルワイスの方を「セイヨウウスユキソウ」(これは俺が勝手に名付けたものではなく正式な和名だからね)と呼ぶのが筋だと思うので、そのように強く提言したいと思う。例えばチェスのことを「西洋将棋」とは呼んでも、将棋のことは「日本チェス」なんて絶対に言わないよね(将棋のことを知らない外国人に説明する場合なんかは別だよ)。俺はかなり以前からこの様に主張していたんだけど、最近オフィシャルな資料などではようやく"セイヨウウスユキソウ(エーデルワイス)"などとセイヨウウスユキソウの方にプライオリティを置いた表記が多くなって来たのは喜ばしい限りだ。
 ただし、日本には7種2変種が自生していると書いたものの、ウスユキソウ属の植物は元より高山植物であるから、その生育環境は大変厳しいものがあるんだよね。そもそもその分布が、礼文島や大平山、早池峰山などごく狭い範囲に限定されているにもかかわらず、心ない登山者が持ち帰ったりプロの盗掘者も後を絶たないと聞いている。環境省レッドリストに載る絶滅危惧種も多いので、大切に保護して行きたいものだ(エゾウスユキソウ・オオヒラウスユキソウ・ホソバヒナウスユキソウが絶滅危惧種、ヒメウスユキソウが準絶滅危惧種)。
 また、ついでに書き添えると、ウスユキソウにしてもセイヨウウスユキソウ(エーデルワイス)にしてもかなり地味な花なんだよね(高山植物は概してそうなんだけど)。写真はそれだけをアップしているのですぐにわかると思うが、もし植物にあまり詳しくない方だと、自然の中では見つけることさえ難しいかも知れない。もし運良くどこかで見かけることがあっても、がっかりしないように(笑)。
 ちなみに、「タカネウスユキソウ」という別名もある高山植物のタカネヤハズハハコは、キク科ヤマハハコ属の多年草なのでウスユキソウの仲間ではないがよく似た花だ。また、野原によく生えているハハコグサ(春の七草の一つ)も、同じキク科のハハコグサ属の花でウスユキソウ属に近い植物だ。キク科の仲間によく見られる頭状花序(多数の花が集まって一つの花の形を作る)であることやウスユキソウ属のように花弁(正確には苞葉)ではないが葉の裏側に薄く綿毛が密生しているところなどもよく似ている。ウスユキソウやセイヨウウスユキソウ(エーデルワイス)などはなかなか目にする機会もないので、ハハコグサでも眺めて想いを馳せるのも一興かも知れない。
 最後にもう一度、ウスユキソウ属の花たちの、もちろんセイヨウウスユキソウ(エーデルワイス)を含めてだが、花言葉をご紹介して本稿のペンを置きたいと思う。


ウスユキソウ属の花の花言葉:「大切な思い出」「高貴」「崇高」「純潔」「高潔な勇気」「大胆不敵」


[二訂版掲出に際しての追記:令和元年/2019年6月2日]
 この記事を掲出するにあたり「北の大地『植物図鑑』」というブログ・サイトに素晴らしいオオヒラウスユキソウの写真があることを知り、オーナーである「北遊ホクユウ」氏に転載許可をお願いしていたところ、この度ご快諾をいただきました。心から感謝いたします。ありがとうございました。「北の大地『植物図鑑』」には、オオヒラウスユキソウの他の写真や生育地の様子などの興味深い写真や記事も掲載されていますので、関心を持たれた方は是非行ってみてください。それにしてもこのオオヒラウスユキソウの写真は素晴らしい。清冽な美しさです。このような花が咲く地に生まれた道産子として誇りに思います。
 今回転載のご承諾をいただいたことにより、写真を追加・再構成し記事内容も一部修正の上「二訂版」としてアップいたしました。ご了承願います。

[三訂版掲出に際しての追記:令和2年/2020年5月30日]
 「北遊ホクユウ」氏がオーナーのブログサイト「北の大地『植物図鑑』」は、令和元年/2020年12月のYahoo!ブログのサービス終了に伴い閉鎖されたようです。我が故郷北海道をメインに、素晴らしい植物や自然の写真が満載されたサイトだったので大変残念に思っていたところ、同氏が「孝遊子」のHNで別途展開する姉妹ブログサイト孝遊子のブログ(旧:「野草閑話」~孝遊子)の方へ事実上旧ブログの内容が移行されているようなので安堵しました。そのためリンク先を姉妹ブログへ訂正し、記事の内容も一部加筆修正の上「三訂版」として再度アップいたしました。
 同サイト内の「オオヒラウスユキソウ」に関する記事と写真は大平山で出会った花々③~オオヒラウスユキソウにあります。素晴らしいサイトですので、ご関心のある方は是非ご参照ください。
 尚、孝遊子さんは現在闘病・リハビリ中とのことで、しばらく更新が途絶えているようです。一日も早いご回復を心より祈念するものです。

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さえき奎(けい)
Posted byさえき奎(けい)

Comments 18

There are no comments yet.
さえき奎(けい)
さえき奎(けい)  
Re: タイトルなし

冴さん、こんにちは。いつもコメントありがとうございます。

> ウスユキソウとエーデルワイス
> どちらがどう、という
> 難しいことはよく分かりませんが
> エーデルワイスの歌は好きです~~♪

私も大好きです。「サウンド・オブ・ミュージック」では、主題歌や挿入歌から多くの
スタンダードナンバーが生まれましたが「エーデルワイス」が一番好きですね。

2020/06/01 (Mon) 14:03 | EDIT | REPLY |   
さえき奎(けい)
さえき奎(けい)  
Re: |❛ ❛๑)

イオママさん、こんにちは。いつもご支援ありがとうございます。

> では歌います
>
> ♪(*´o`)•*¨*•.¸¸♪エーデルワ~ィス
> エーデルワ~ィス♪ .*

〽ハァ、ドシタ、ドシタ・・・って歌が違うか(笑)。

> ƪ(‾ε‾“)ʃ私は植物の名前が
> 全然覚えられません。
> それは..何度教えて貰ってもなんです:(ˊ◦ω◦ˋ):

私も子供の頃はそうでした。岩石・鉱物なら「角閃石黒雲母花崗岩」とか「チャート質
頁岩」など複雑な名前もすぐ覚えるのに、植物となるとからきし駄目でした(笑)。

> 山に登って毎回教えてもらうのに
> 次もまた忘れています
> ゔ~ぅ..もどかしいかー..(;`皿´)グヌヌ

教えてもらう度に腕にマジックインキで書いておくか、いっそのこと入れ墨を
彫って痛い思いをすれば忘れないような気がします(笑)。

> 今日の記事に合わないコメントでした!
> (ヾ(≧皿≦;)ノ_))

いえ、いつものように合っていますのでご安心を(笑)。

2020/06/01 (Mon) 13:58 | EDIT | REPLY |   
谷口冴  

ウスユキソウとエーデルワイス
どちらがどう、という
難しいことはよく分かりませんが
エーデルワイスの歌は好きです~~♪

2020/05/31 (Sun) 19:15 | EDIT | REPLY |   
イオママ  
|❛ ❛๑)

こんばんは。

では歌います

♪(*´o`)•*¨*•.¸¸♪エーデルワ~ィス
エーデルワ~ィス♪ .*

ƪ(‾ε‾“)ʃ私は植物の名前が
全然覚えられません。
それは..何度教えて貰ってもなんです:(ˊ◦ω◦ˋ):

山に登って毎回教えてもらうのに
次もまた忘れています
ゔ~ぅ..もどかしいかー..(;`皿´)グヌヌ

今日の記事に合わないコメントでした!
(ヾ(≧皿≦;)ノ_))

2020/05/31 (Sun) 19:00 | EDIT | REPLY |   
さえき奎(けい)
さえき奎(けい)  
Re: タイトルなし

onorinbeckさん、こんにちは。いつもご支援ありがとうございます。

> そう言う違いあるんですねー。

はい。植物ってやつもけっこう微妙で繊細なやつなんですよ(笑)。

> エーデルワイス言うと、音楽の時間に歌わされたり笛吹かされたりしましたよ。

今や世界中の愛唱歌ですからね。エーデルワイスが広く知られるようになったのもこの
歌の せい おかげかも知れないです(笑)。

> でもさ、どんな花かも知らないで生きてきました(笑)

記事でも書きましたが、実際は非常に地味な花なんです。漫然と歩いていたら目の前に
咲いていても絶対に見逃すと思いますよ(笑)。

2020/05/31 (Sun) 17:19 | EDIT | REPLY |   
さえき奎(けい)
さえき奎(けい)  
Re: 本当ですよね

くうみんさん、こんにちは。いつもコメントありがとうございます。

> 良く、すご~くきれいな景色を見ると、
> 「日本じゃないみたい!」
> っていう人がいるけど、あれは大きな間違いです。世界中のどこよりも、日本の風景はきれいです。だから、世界中の人が「クールジャパン」と言うのです。

はい。「日本のナントカ」や「どこそこのナントカみたい」などとという表現は聞く度に
イラッとさせられます(笑)。

>  私も山登りをしますが、立山あたりに行くと、似たような花を見ることができます。たぶん、ウスユキソウの仲間。

立山でしたらおそらく「ミネウスユキソウ」だと思います。他に属は違いますが「タカネ
ウスユキソウ」(タカネヤハズハハコ)も咲いていますね。

2020/05/31 (Sun) 17:11 | EDIT | REPLY |   
さえき奎(けい)
さえき奎(けい)  
Re: う~ん、実物をみたら区別ができるかなぁ~、無理だね(笑)

オグリン♪さん、こんにちは。いつもコメントありがとうございます。

> 薄雪草もエーデルワイスも夏の季語ですね。

そうなんですね。自生地での開花時期も大体7~9月のようです。

> 実物を見た記憶が無いんだよね~。

北海道を除くと亜高山から高山地帯に咲く花ですからね。ウスユキソウ(総称としてでは
なく一品種としてのウスユキソウ)は比較的低山にも自生するんですが、他の植物に紛れて
いたら本当に目立ちませんし、知らない人が見たら雑草と思うかも知れないです(笑)。

> >だからウスユキソウ属の植物に関しては、7種2変種が分布する我が国の方が、絶対に本場であると思う。
>
> そうだっ、本場は日本だ、当然ダッ。

ご賛同ありがとうございます。身贔屓ではなく、ちゃんとした理由もありますからね(笑)。

> いつかホンモノを見て一句詠みたいです。

そういう機会が訪れるといいですね。エゾウスユキソウは平地に近いところでも咲いて
いますので一番手っ取り早いのは礼文島です(笑)。

2020/05/31 (Sun) 17:02 | EDIT | REPLY |   
さえき奎(けい)
さえき奎(けい)  
Re: 氷河の星!

くろすけさん、こんにちは。いつもコメントありがとうございます。

> ハヤチネウスユキソウを見に大分昔になりますが、早池峰山に登りました。
> 初めて出逢ったときは、へぇーこんなこんな感じなのかと奎さんおっしゃる通り、少々がっかりしたことを覚えています。図鑑などで見ている時は、頭の中で巨大に妄想してしまうんですね。それは他の花も同じ事です。(^-^;

はい(笑)。私はエゾウスユキソウ(レブンウスユキソウ)の群落が釧路町にあります
のでそこで初めて見ました。「雑草とあまり変わらないな」というのが正直な第一印象で、
昭和天皇が側におられたら「君、雑草という名の植物はないんだよ」と諭されそうなことを
考えていました(笑)。

> ヒメウスユキソウは飯豊山始め、他の山でも見てきました。
> 朝露の降りた日に見たヒメウスユキソウは写真のように雫を宝石のようにまとい輝きとても素敵でした。
> 確かに、よく見かけるハハコグサは似ていますね。(^-^;

ヒメウスユキソウは可愛いですよね。ウスユキソウは比較的どこでも見かけますが
これも相当目立たない花なので、遠目には本当に雑草にしか見えません(笑)。

> 氷河時代の生き残りと言われている高山植物は他にもありますが、数々の風雪を乗り越えてきたその逞しさには凛とした美しさがあり、魅了されます。

はい。国の宝ですので大事に守って行きたいものです。

> まだ2か月しか自粛してないのに、山も何年も行ってないような錯覚に落ちます。(^-^;
> 一日も早く、山の健気なお花たちにも逢いたいものです。

もうすぐ、もうすぐの辛抱です。沢は待っています。「俺達は逃げないからさ」なんて
ことを囁き合いながら(笑)。

2020/05/31 (Sun) 16:52 | EDIT | REPLY |   
さえき奎(けい)
さえき奎(けい)  
Re: エーデルワイスの音楽動画をYouTubeで懐かしく拝見してましたよ

がちょーさん、こんにちは。いつもご支援ありがとうございます。

> お写真も拝見しました
> ハヤチネウスユキソウ セイヨウウスユキソウにオオヒラウスユキソウ !
> ぱっと見た目おんなじ花びらに見えましたが、よーく見ると私でも違いが分かりましたよ(笑)

はい。よく見るとわかりますよね。ただ、自然の中で見つけるのは意外と難しいん
ですよ(笑)。

> エーデルワイスって歌にもありましたよね
> エーデルワイス♪エーデルワイス~♪
> 確か小学校の音楽の時間に歌ったような..
> エーデルワイスの歌も懐かしくてYouTube探したらありましたので
> 今、懐かしく見ておりましたよww

ミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」の挿入歌ですね。この歌によって
エーデルワイスが広く世に知られるようになりました。

> コメントもいつもありがとうございます
> 記事も楽しく、そして勉強にもなりましたねv-291

こちらこそ、いつもありがとうございます。

2020/05/31 (Sun) 16:40 | EDIT | REPLY |   
さえき奎(けい)
さえき奎(けい)  
Re: サウンド・オブ・ミュージック・「エーデルワイス」

花おばさん、こんにちは。いつもご支援ありがとうございます。

> 美しいウスユキソウたち。花おばさんも、あの有名な作品にて、エーデルワイスの存在を知りました。子供の頃、庭に咲いていたよく似た花を、「何故、あのヨーロッパにあるエーデルワイスが、家に庭に咲いてるの?!」と不思議でしようがありませんでした。
> きっと、前に住んでいた方が、お好きで植えられていたのかもしれません。

ウスユキソウもセイヨウウスユキソウ(エーデルワイス)も栽培品がかなり出回って
います。また、近縁種のコウライウスユキソウやチシマウスユキソウもかなり一般的
ですね。くれぐれも、こういう品種を山に持って入って根栽しないことを祈りたいもの
です。盗掘と同じくらい罪な行為ですからね。

> 7種2変種もあるんですね。本日は、とても、お勉強になりました。

はい。ヨーロッパは2種だけですから、明らかに日本の方がウスユキソウ属の本場
なんです。

> 私は、花壇に植えられる季節の華やかな花たちよりも、このような、高山系の・一見あまり目立たない花の方が好きであります。

私もそうですね。園芸種の花にしても小さな花がたくさん咲くような植物が好みです。

> そう、いつも、あの彼女の歌を、冒頭のあのシーンを思い出すからです。
> 大好きな作品です。もちろん、雨や嵐の日も、楽しいことをいっぱい思い出し、ピクニック気分の時は、ドレミを歌って・・。あぁ、懐かしいな~♪

名作ですよね。ジュリー・アンドリュースは声帯に出来た結節の手術であのソプラノを
失った後、今なお現役で活躍しているのは素晴らしいことだと思います。

> うっとり、うっとり、清々しいウスユキソウ話題、堪能させていただき、ありがとうございました。^^

こちらこそありがとうございました。

> *ちなみに、ご紹介してくださった方のアドレス表記、我がPCからでは、訪れることができないようです。お手数をおかけしますが、ご確認お願いいたします。

大変失礼しました。昨年末のYahoo!ブログのサービス終了に伴いサイトが閉鎖されて
しまったようです。彼の姉妹サイトに記事が移行されているようですので、リンク先を
修正いたしました。是非行ってみてください。

https://ameblo.jp/kou-yushi/entry-12472650392.html

2020/05/31 (Sun) 16:36 | EDIT | REPLY |   
onorinbeck  

そう言う違いあるんですねー。
エーデルワイス言うと、音楽の時間に歌わされたり笛吹かされたりしましたよ。
でもさ、どんな花かも知らないで生きてきました(笑)

2020/05/31 (Sun) 16:28 | EDIT | REPLY |   
さえき奎(けい)
さえき奎(けい)  
Re: おはようございます♪

美香さん、こんにちは。いつもご支援ありがとうございます。

> 日本人は、一昔、二昔前は欧米文化に憧れ感を持つ人が多かったと聞きます。
> そんな中で生まれた外国人には通じない日本独自の和製英語♪

野球のナイター(正しくはナイトゲーム)とかキーを見ないでタイピングすることを
ブラインドタッチ(同 タッチメソッド)とかね(笑)。

> 調べてみると欧米の影響は、戦後が一番多いように思います。

歴史の流れから行って当然そうなるでしょうね。でも、これが中共とかソ連でなかった
ことは僥倖に恵まれたといっていいんじゃないでしょうか(笑)。

> 今では日本人には定番のナポリタンも本場イタリア人に言わせると、ケチャップをかけるなんて考えられない、と言いながらも食べてみると美味しいと言うそうです(*^-^)
> 日本人は、外国文化の良いところは迷わず取り入れて、それを改良して更に良いものに仕上げてしまいます(*^^*)b

ラーメンや(日本式)カレーライスなども正にその典型ですね(笑)。

> そんな欧米の影響は花の名前の優先順位にも現れているのかも知れませんね♪
>
> >最近オフィシャルな資料などではようやく"セイヨウウスユキソウ(エーデルワイス)"などとセイヨウウスユキソウの方にプライオリティを置いた表記が多くなって来たのは喜ばしい限りだ。
>
> それでも、時代は代わり日本の主張も次第に強くなってきたのでしょうか♪

学術関係ではそういう傾向があります。ただ、一般の文献やサイトでは相変わらず
「日本のエーデルワイス」とか「エーデルワイスにそっくり」などというフレーズに
あふれていますね(笑)。富士山を見て「日本のマヨン山」などということと同じ
なんですけどね(笑)。

> 郷に入れば郷に従え♪
> 花の名前も日本名優先(*つ▽`)っダゼ♪

はい。それもそれも単に「ここが日本だから」というのではなく、7種2変種が分布
しているという明確な理由もあります。

> 私は、中国は嫌いだけど中華料理は嫌いじゃない。
> 中華街の肉まんは美味しくないので好きじゃないけど、コンビニの肉まんは大好き♪

私は肉まんはあまり好きじゃないんですが「こしあん」のあんまんなら大好きです(笑)。

> 韓国も嫌いで韓国料理は焼肉以外、生理的に受け付けない典型的な日本人のワタクシであります♪

焼き肉にしたところで、戦後あの食べ方を編み出したのは在日の方ですからね。それが
里帰りしただけなのに古来からある国の代表的料理のように喧伝していますからね(笑)。
肉を焼いてタレで食べる料理なんて世界中にありますよ(笑)。

> では、良い一日をお過ごしください♪
> (@^^)/~~~

ありがとうございます。
美香さんも。

2020/05/31 (Sun) 16:18 | EDIT | REPLY |   
ひねくれくうみん  
本当ですよね

良く、すご~くきれいな景色を見ると、
「日本じゃないみたい!」
っていう人がいるけど、あれは大きな間違いです。世界中のどこよりも、日本の風景はきれいです。だから、世界中の人が「クールジャパン」と言うのです。
 私も山登りをしますが、立山あたりに行くと、似たような花を見ることができます。たぶん、ウスユキソウの仲間。

2020/05/31 (Sun) 15:38 | EDIT | REPLY |   
オグリン♪  
う~ん、実物をみたら区別ができるかなぁ~、無理だね(笑)

薄雪草もエーデルワイスも夏の季語ですね。

実物を見た記憶が無いんだよね~。

>だからウスユキソウ属の植物に関しては、7種2変種が分布する我が国の方が、絶対に本場であると思う。

そうだっ、本場は日本だ、当然ダッ。

いつかホンモノを見て一句詠みたいです。

2020/05/31 (Sun) 15:25 | EDIT | REPLY |   
まっ黒くろすけ  
氷河の星!

ハヤチネウスユキソウを見に大分昔になりますが、早池峰山に登りました。
初めて出逢ったときは、へぇーこんなこんな感じなのかと奎さんおっしゃる通り、少々がっかりしたことを覚えています。図鑑などで見ている時は、頭の中で巨大に妄想してしまうんですね。それは他の花も同じ事です。(^-^;
ヒメウスユキソウは飯豊山始め、他の山でも見てきました。
朝露の降りた日に見たヒメウスユキソウは写真のように雫を宝石のようにまとい輝きとても素敵でした。
確かに、よく見かけるハハコグサは似ていますね。(^-^;
氷河時代の生き残りと言われている高山植物は他にもありますが、数々の風雪を乗り越えてきたその逞しさには凛とした美しさがあり、魅了されます。

まだ2か月しか自粛してないのに、山も何年も行ってないような錯覚に落ちます。(^-^;
一日も早く、山の健気なお花たちにも逢いたいものです。

2020/05/31 (Sun) 15:17 | EDIT | REPLY |   
がちょー  
エーデルワイスの音楽動画をYouTubeで懐かしく拝見してましたよ



こんにちは。さえき様

お写真も拝見しました
ハヤチネウスユキソウ セイヨウウスユキソウにオオヒラウスユキソウ !
ぱっと見た目おんなじ花びらに見えましたが、よーく見ると私でも違いが分かりましたよ(笑)

エーデルワイスって歌にもありましたよね
エーデルワイス♪エーデルワイス~♪
確か小学校の音楽の時間に歌ったような..

エーデルワイスの歌も懐かしくてYouTube探したらありましたので
今、懐かしく見ておりましたよww

コメントもいつもありがとうございます
記事も楽しく、そして勉強にもなりましたねv-291



2020/05/31 (Sun) 12:43 | EDIT | REPLY |   
花おばさん  
サウンド・オブ・ミュージック・「エーデルワイス」

さえき様、おはようございます。

美しいウスユキソウたち。花おばさんも、あの有名な作品にて、エーデルワイスの存在を知りました。子供の頃、庭に咲いていたよく似た花を、「何故、あのヨーロッパにあるエーデルワイスが、家に庭に咲いてるの?!」と不思議でしようがありませんでした。

きっと、前に住んでいた方が、お好きで植えられていたのかもしれません。

7種2変種もあるんですね。本日は、とても、お勉強になりました。

私は、花壇に植えられる季節の華やかな花たちよりも、このような、高山系の・一見あまり目立たない花の方が好きであります。

そう、いつも、あの彼女の歌を、冒頭のあのシーンを思い出すからです。

大好きな作品です。もちろん、雨や嵐の日も、楽しいことをいっぱい思い出し、ピクニック気分の時は、ドレミを歌って・・。あぁ、懐かしいな~♪

うっとり、うっとり、清々しいウスユキソウ話題、堪能させていただき、ありがとうございました。^^


*ちなみに、ご紹介してくださった方のアドレス表記、我がPCからでは、訪れることができないようです。お手数をおかけしますが、ご確認お願いいたします。

2020/05/31 (Sun) 07:40 | EDIT | REPLY |   
美香  
おはようございます♪

さえきさん、いつもブログ訪問ありがとうございます♪

日本人は、一昔、二昔前は欧米文化に憧れ感を持つ人が多かったと聞きます。

そんな中で生まれた外国人には通じない日本独自の和製英語♪

調べてみると欧米の影響は、戦後が一番多いように思います。

今では日本人には定番のナポリタンも本場イタリア人に言わせると、ケチャップをかけるなんて考えられない、と言いながらも食べてみると美味しいと言うそうです(*^-^)

日本人は、外国文化の良いところは迷わず取り入れて、それを改良して更に良いものに仕上げてしまいます(*^^*)b

そんな欧米の影響は花の名前の優先順位にも現れているのかも知れませんね♪


>最近オフィシャルな資料などではようやく"セイヨウウスユキソウ(エーデルワイス)"などとセイヨウウスユキソウの方にプライオリティを置いた表記が多くなって来たのは喜ばしい限りだ。

それでも、時代は代わり日本の主張も次第に強くなってきたのでしょうか♪

郷に入れば郷に従え♪
花の名前も日本名優先(*つ▽`)っダゼ♪


私は、中国は嫌いだけど中華料理は嫌いじゃない。
中華街の肉まんは美味しくないので好きじゃないけど、コンビニの肉まんは大好き♪
韓国も嫌いで韓国料理は焼肉以外、生理的に受け付けない典型的な日本人のワタクシであります♪

では、良い一日をお過ごしください♪
(@^^)/~~~

2020/05/31 (Sun) 05:23 | EDIT | REPLY |   

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