振り返ってはいけないんだよ、山道も人生も・・・などと呟きながら黙々と書いてみる

「ソラの捕獲者とは?」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/60sec., ISO100, WB:Daylight
関東地方では四日ぶりに太陽が顔を出した。いやあ「山茶花梅雨も風情があるよね」とかなんとかいってたけど、そんなもんはあっという間にどこかへすっ飛んで行ってしまったよ(笑)。やっぱり太陽は偉大だよ、うん。
ところで、山仕事や登山をする人なら「山での帰り道は決して後ろを振り返っていけない」などという箴言を聞いたことがあると思う。その理由(わけ)も諸説あるんだろうけど「振り向いたら山に捕まってしまうから」というのがよく聞くところだ。「捕まえる」って誰が捕まえるんだ? なんて俺に聞かれたってわからないよ(笑)。ただ、山や沢から下って来る時には、後ろ髪引かれるというか、名残惜しいというか、未練が残るというか、切ないというか・・・確かに不思議な感覚に襲われることがあるよね。俺だったら、まあまあ写真が上手いこと撮れたんじゃないかなどと期待感を抱いて下って来る時もそうだし、逆に「ドジったなあ・・・」なんて後悔の念を抱きながら下って来る時にだってそう思う。特に、送り狼の伝承のある某山系の沢の下りなどでは、何となく後ろに妙な気配を感じて、振り返ってみたいという衝動に駆られたことが何度もあったんだよ。まあ、山って何だかよくわからないんだけれど、そんな不可思議な魔力のようなようなものを確かに帯びているところだよね。
最近ふと思ったのは、それってJ.D.サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』(野崎隆訳)"The Catcher in the Rye"(繁尾久訳では『ライ麦畑の捕手』、村上春樹訳では『キャッチャー・イン・ザ・ライ』)のタイトルにある"The Catcher"みたいなもんじゃないんだろうかってことだ。この"The Catcher"を「捕手」とか「キャッチャー」なんてやってしまうと、どうしても野村克也とか阿部慎之助を連想しちまうから「捕獲者」って書くことにする(笑)。で、つまりこの「捕獲者」って主人公ホールデン・コールフィールドには、とりあえずああ言わせてるけどさ、サリンジャーが本当に言いたかったのはもうちょっと違うものというか、何ていったらいいのかな、どうしてそんな発想に至ったのか、捕まえるだけなのか、捕まえたらその後「どうにか」したいんじゃないのか、その「どうにか」って何なのか・・・なんてことを、この小説を読んで以来ずっと考えているんだけどわからないんだよ。
うーん、だいぶ酔っぱらって来ちまったんだけど、一般的には山道でも人生でも「振り返っちゃいけない」なんていわれてるよね。山道にも人生にも「捕獲者」がいるってことなんだろうな。まあ、そんなことを全面的に信じてた訳じゃないけれど、俺は滝屋時代には沢の下りで一度も後ろを振り返ったことはなかったな。でも今は、一度くらい振り返ってみてもよかったんじゃないかって思ってるよ。ああ、駄目だ。何書いてるんだろう(笑)。
すげー暗い話になってしまったので、昨日の駅弁の話の続きをちょっと書いて終わりたいと思う(笑)。え、そんなたいそうな話じゃないよ。俺の好きな駅弁のベスト5を列挙するだけだからさ(笑)。
第1位 「いかめし」 いかめし阿部商店(北海道・函館本線・森駅)
第2位 「鯛めし」 東華軒(神奈川県・東海道本線・小田原駅)「食べくらべ四大かにめし」
第3位 「食べくらべ四大かにめし」 稚内駅立売商会(北海道・宗谷本線・稚内駅)
第4位 「鮭はらこめし」 ウェルネス伯養軒(宮城県・東北本線・仙台駅)
第5位 「鯵の押寿し」 大船軒(神奈川県・東海道本線・大船駅)


稚内駅「食べくらべ四大かにめし」(画像左)と小田原駅「鯛めし」(画像右)
出典(画像左):京王百貨店 第48回元祖有名駅弁と全国うまいもの大会スペシャルブログ
出典(画像右):(株)東華軒公式サイト
偶然なんだけど、1位から4位まで「ナントカめし」になってしまった(笑)。俺の故郷、根室本線釧路駅の駅弁を何か挙げたかったんだけど、これといったものがないんだよね。「いわしとさばのほっかぶりずし詰合せ」なんて美味そうなんだが、実食したことがないんでエントリー出来なかった。残念。北日本と東日本に片寄っているのは、まあ勘弁してほしい(笑)。何かと異論はあろうかと思うが(特にはらこめしは)、俺的にはこれに尽きるんだよね。
この贅沢極まる「食べくらべ四大かにめし」弁当は、どうもデパートやスーパーでやる駅弁大会など催事専用のブランドらしい。実際に稚内駅(これ読めるよね?)で販売されているのは「四大かに弁当」という名称で、実は同様のコンセプトの弁当が旭川駅でも売られていて、こっちは「味くらべ四大かに飯」というんだけど、いずれも同じ会社が製造していて中身は同じなんだそうだ。何だか訳わからん話だな(笑)。まあ、三大蟹の駅弁ってのは他でも見かけるんだけど、四大蟹(タラバガニ・毛ガニ・花咲ガニ・ズワイガニ)が味わえる弁当は、このブランドしかないんだよ。ああ、腹減ったな・・・。

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