びゅうびゅうと君に通う風 ── 新・夏待日記 令和五年六月五日(月)

右下の太陽の周囲に光環の切れ端が見える。
本日のトップ画像は、昨日の午後遅くなって現れた巻積雲(うろこ雲)だ。もう何度か記事に書いているが、巻積雲と高積雲(ひつじ雲)の同定は慣れてくれば瞬間的に分かるんだが、それでもなかなか微妙なケースもあるんだよね。それも当然で、十種雲形などというものは、人間が便宜的に分類・線引きをして「こういうのは○○雲、こうなると△△雲」などとやっているだけの話だからね(笑)。雲はそんなことはおかまいなしに、例えば巻積雲が高積雲に化けたり、高積雲が巻積雲に変身したりしている。それも突然化ける訳もないので、そのプロセスの微妙な段階に遭遇することだってあり得る。この画像は紛れもない巻積雲なんだが、上部のちょっと雲片が大きくなってばらけたところの部分画像を見せられたら一瞬迷うかも知れないね(笑)。
俺は、新刊書籍のほぼ9割は某大手通販サイトから購入しているんだが、コスト削減のためかここ数年梱包がどんどん杜撰になって来ている。以前から、日用品類と書籍が無造作に同梱されていたりして本が傷ついていることがしばしばあったので、同梱されないようにタイミングをずらしてオーダーするなど自己防衛に努めていた(敵ながら、この"同梱判定システム"はなかなかのものだとは思う)。ところが、最近書籍のみのまとめ買いの場合でも、袋状になった簡易パッケージに適当に詰め込まれて発送されるようになった。今日届いた5冊のうち2冊が、帯が破れたり、表紙カバーやページが裂けたり折れ曲がったりという惨憺たる状況になっていた。でっかい袋状のパッケージに、複数の書籍を縦重ね・横重ねしてゆるゆるの状態で詰め込んだら、配送中にどうなるか容易に想像がつくと思うんだが、最近は数回のオーダーに一度くらいの割合でこんな状態で配送されて来るんだよね。以前のように、台紙に下から大きさの順に重ねてしっかりとシュリンク包装で固定してくれたらこんなことは起こりようがないんだが、何度抗議や改善要求のメールを送っても「ご意見は今後の改善の参考にさせていただきます」みたいな木で鼻を括ったような回答しか帰って来ないんだよね(笑)。
まあ、この通販サイトは、要求すれば即交換に応じてはくれる。返送についても、宅配業者が集荷してくれて費用も着払いという一見すると顧客本位のシステムにはなっているんだよね(笑)。おそらく「少しくらい本が傷んでいても、文句を言ってくるヤツはごくごく一部の神経質なヤツだけだろう。それでも交換要求されたら、その都度対応すれば問題ない。その方が、全ての梱包に手間暇かけるよりコスト的にはずっと安上がりだ」なんて高を括っているんだろうね(笑)。だとしても、せっかく届いた新刊書籍が傷んでいるのを目の当たりにするのは、腹が立つばかりではなく、読書好きで本を愛する者としては辛いものがあるんだよね。まあ、ポイント的には損はするんだが(「まとめ買い」するとポイントアップするキャンペーンなどをやっている)、これからはまとめ買いは極力避けて、一冊づつ五月雨式にオーダーするつもりだよ(笑)。

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