「魚の骨」の思い出 ── 続々・夏待日記 令和五年五月二十一日(日)

本日は蔵出し画像から、巻雲の変種の一つである「肋骨雲」をご紹介させていただきたいと思う(以下「肋骨巻雲」という)。巻雲には様々な「種」「変種」「副変種」があるんだが、肋骨巻雲は巻雲にだけ見られる変種なんだよね。そして、この肋骨巻雲は飛行機雲のなれの果てから生じることが多いんだが、今回ご紹介の画像も飛行機雲由来のものだ。そうだね、率直にいうと、肋骨というよりは背骨かムカデに見えるかも知れないが(笑)。
この肋骨巻雲の画像を見ていたら、QC七つ道具の一つである「特性要因図」(いわゆる「魚の骨」)のことを思い出してしまった。今見てもぞっとするよ(笑)。俺が勤務していた会社では、その昔"TQC/Total Quality Control"(統合的品質管理活動・全社的品質管理活動)なるものを全社的に展開していた。本来は製造工程だけでやっていた"QC/Quality Control"活動を設計・購買・営業・サービス部門から、はては総務・人事・経理といった管理部門にまで展開しようという無茶苦茶な活動のことだ(笑)。建前としてはあくまでも社員の「自主的改善活動」なので、当然残業代なんぞは出してくれない(笑)。というか、製造工程現場と違って営業は帰ってくる時間もバラバラだし、遠隔地を担当しているメンバーだっている(俺もそうだった)。終業時刻後にさっと集合できる製造部門とは訳が違うんだよね。で、その"サークル活動"(などという呼び方をしていた)が始まるのは、結局午後8時とか9時になってしまう。終わってからようやく本来業務に戻って、日報やら見積もりやらプロポーザルの作成やら上司への報連相やらを終えて会社を出るのは連日日付が変わる頃だった。今考えてみると、あれって企業のはしかみたいなものだと思うんだよね(笑)。今でもやっているところがあるんだろうか。まあ、当時を愚痴ってみたいことは山ほどあるんだが、またいつか書いてみたいと思う(笑)。
ということで、今夜は特大シマホッケの開きを焼いて食おうと思って冷凍室を覗いてみたら、常時あるはずのストックが見当たらない。そうだよ。いつものスーパーにいい品がなかったので、買うのを見合わせていたことをすっかり忘れていた。すごいショックだ(笑)。
傍に居る君が遠くて泣きたくて スタン・ゲッツの流れてた午後 (まるひら銀水)

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