雪時雨の南大通り ── また・残暑日記 令和四年十一月二十七日(日)

昨日の日没前後、夕景を撮影して引き上げようとしたら、南天の地平付近の残照に染まる雲に何やら「木星の大赤斑」のような妖しい楕円形の模様が見えた。隣家の庭の立木が正面にあって邪魔なので一瞬外へ出ようかとも思ったが、既に陽が落ちて空は暗くなる一方なので、とりあえずバルコニーから望遠で数カット撮ってみた。部屋に戻ってすぐに現像してみたんだが、この楕円の中央付近や周囲に尾流雲が確認出来る。雲塊にたまたま生じた楕円形の隙間の周囲に尾流雲を生じたということなのかも知れないが、何となく「穴あき雲」のような気もするんだよね。元雲は高積雲(ひつじ雲)か層積雲(うね雲)だと思うんだが、遠いのと高度が低いので判然としない。うーん、今突然思ったんだが、もしかしたらこの模様って、充血したソラの神様の眼だったのかも知れない(笑)。
ところで、今日の埼玉県北部地方は、風が少々強かったものそこそこ暖かく、家の仕事も順調に片付けることが出来た。まあ、お天気が長続きしないとか、晴れと雨が一日置きに来るとかブツクサ言いながらも、総じて11月は温暖な一ヶ月だったよね。しかし、12月に入ると同時にタイミングを見計らったかのように今季一番の寒気が南下して、全国的に真冬の寒さとなるらしい。この寒気というのが上空1500m付近でマイナス6度以下ということで、これは平地で雪が降る目安となるレベルだそうだ。日本海側では初雪になるかも知れない。さらに北海道や東北北部にはさらに強いマイナス12度以下の寒気が流れ込むそうなので、日本海側や北日本にお住まいの皆様はどうか万全の対策をお願いしたいと思う。
君が手を握らむと誘へば雪時雨啄木も往きし南大通り (まるひら銀水)

- 関連記事
-
-
ちょっとだけよ! ── またまた・残暑日記 令和四年十二月二日(金) 2022/12/02
-
走りたくないのに師走がやって来る ── また・残暑日記 令和四年十一月三十日(水) 2022/11/30
-
雪時雨の南大通り ── また・残暑日記 令和四年十一月二十七日(日) 2022/11/27
-
ミントグリーンの小さき宇宙 ── また・残暑日記 令和四年十一月二十六日(土) 2022/11/26
-
スーベニアは永遠のエニグマ ── また・残暑日記 令和四年十一月二十五日(金) 2022/11/25
-