For All My Eternity! ── 今宵は献杯してから

「どこまでが空でどこまでが雲かわかるか」なんて聞くんですか? 何なんでしょうね、この不思議なやさしい光は? どうしてもわからなきゃいけませんか?
「永遠」
ジュゼッペ・ウンガレッティ
摘んだ花ともらった花との間の
いいようのないむなしさ
(三浦逸雄 訳)
出典:世界名詩集大成 第14巻 南欧・南米編(平凡社 1960年刊)
「ねえ聞いて、短歌のような詩があるの!」ウンガレッティを読む君の熱
「知りたいな、あの永遠を」君が言う 僕も知りたいこの永遠が
ハイボールが美味い。大手メーカーの高いばかりで水道水かなんかを濾過して(してるのかよホントに?)炭酸を吹き込んでいるだけのフツーの炭酸水なんかじゃなくて、最近は国産ミネラルウォーターベースの炭酸水が安く入手出来るのでありがたい。
ヤバい。叔母さんが送ってくれたワイルドターキー8年がもう半分しかない・・・。こういう場合は「もう半分しかない」と思うのか「まだ半分もある」と思うのかでその人の性格がわかるらしい。
今日は8月6日なので、とにもかくにもまず献杯してからいただくこととする。
Forever and a day!
From everlasting to everlasting!
From here to eternity!
For all my eternity!
Eternity...
フランス語は Éternité
ドイツ語は Für immer
イタリア語で Eternità
永遠 えいえん エイエン E * I * E * N
∞
・・・・・・あ、これは「無限」か(笑)。でも「無限」と「永遠」の関係って 永遠⊂無限 (集合「永遠」は集合「無限」に含まれる)かなと思ったんだけど、よく考えたらそんな単純なものではないね。「永遠」ってのはよい意味でも悪い意味でも観念、それも時間的観念なんだけど「無限」はあくまでも客観的具象だからね。永遠性は人によってそれぞれ違うけれど、無限は主観なんて関係ないというか入り込む余地すらない。
まあ、永遠を肴に一杯なんて実に畏れ多いことだよね。決して美味い肴じゃないし、よい酒になりそうにもないけれど、しみじみ行くにはいいんじゃないだろうか。少なくとも悪酔いはしないでしょう、うん(笑)。
今宵は泣かんとこう(笑)。ねこニャン’19さん、ありがとね。
煮えたぎる鍋を見すえて だいじょうぶ これは永遠でないほうの火
出典:井上法子 『永遠でないほうの火』所収 (書肆侃侃房 2016年刊)

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