タンタン♪と生きる ── NEO-夏待日記 令和四年五月十一日(水)

目を凝らして見ても、22度ハロ(内暈)や上部タンジェントアークの欠片もすら共演しない、幻日だけのワンマンショーだった。その代わりという訳でもないだろうが、太陽の左斜目方向に「雲の影」、真上方向に微かに「飛行機雲の影」が見えているのがお分かりいただけるだろうか。

左幻日が最も鮮やかな光彩を見せた時のカット。既に太陽高度(この時は約8度)が低く、赤味が強い割りにはきれいに光彩が分散している。
昨日は、関東地方のあちこちで「環天頂アーク」が観られたそうだ。確かに朝から巻層雲が空の広い範囲を覆っていて、それらしい雰囲気があったので、俺も午後から警戒体制に入っていたんだよね(笑)。ところが、待てど暮らせど一向に何も出ない(笑)。ほとんど諦めかけた午後6時前になって、ようやく幻日が出現した。最初は左幻日だけだったが、しばらくすると微かに右幻日も出現して、久々に左右両幻日を観ることが出来た。こんな明瞭な幻日は2月以来だから、そりゃあうれしかったよ。まあ、本当は環天頂アークの方がよかったんだけれど、贅沢言っちゃソラの神様のバチが当たるからね(笑)。
ソラ屋は単純だから、こんな幻日が出現して夢中で撮影していると、いつの間にか春愁が吹っ飛んでしまうんだよね(笑)。やっぱり人生はポジティブに"タンタン♪"と行かななきゃだめだね(笑)。そうだよ。「春愁」だとか「梅雨が来る」とかうだうだしていたって始まらないじゃないか。「淡々」と「坦々」と、そして「タンタン♪」と生きる(〽あ、ほれ、ほれ・・・と)。同じ"タンタン"でも「眈々」と生きるのだけは、すごく疲れるからやめといた方がいいよね(笑)。撮影しながらそんなことを考えていた。幻日が消えたら、たちまち現実に戻って忘れちまったんだけれど(笑)。
え、今宵はちょっとおかしいんじゃないかって? いやいや、それは違うっしょや!「今宵は」じゃなくて「今宵も」だべさ(笑)。はい、すみません。お察しのとおりです。今宵
スクリーンの余熱帯びたる顔も手も話も火照りラーメンぬるし (まるひら銀水)

↑ 大変お手数ですが、 ワンクリック のご支援をお願いたします! 「にほんブログ村ランキング」に参加しています。みなさまの ワンクリック のご支援が何よりの励みになります!
- 関連記事
-
-
【改訂版】 捻れた雲は美しいんだが、捻れた頭の酔っ払いはみったくないんだよね ── 直前寸前・夏待日記 令和四年六月二十一日(火) 2022/06/21
-
美しいものが儚いのは人も雲も同じだ ── 第2回「乳房雲コレクション展」をやってみる 2022/05/17
-
タンタン♪と生きる ── NEO-夏待日記 令和四年五月十一日(水) 2022/05/11
-
ドラマは何時だって突然始まる ── いよいよ・夏待日記 令和四年四月十四日(木) 2022/04/14
-
22度の奇跡 ── 続々・夏待日記 令和四年二月十四日(月) 2022/02/14
-