たまには酔って愚痴ってみる ── 新・夏待日記 令和四年二月十七日(木)

本日のトップ画像は「二重高積雲」だ。ちょっと分かりにくいかも知れないが、画像の右下から左上に伸びる高積雲の上にほぼ直交する形で左右方向に流れる高積雲が確認できると思う。「二重雲」とは、十種雲形の同じ「類」、つまり十種雲形の基本形の雲が2層以上に重なって出現するものを指す。「雲塊の配列による分類」による変種の一つだ。この「同じ類の雲」というところがポイントで、たとえば巻雲(すじ雲)と巻積雲(うろこ雲)のように別の類の雲が重なって見えても二重雲とは呼ばない。
その昔『話を聞かない男、地図が読めない女』("Why Men Don't Listen and Women Can't Read Maps: How We're Different and What to Do About it" Allan & Barbara Bease共著 藤井留美訳 平成12年/2000年 主婦の友社刊)という本が世界的ベストセラーになって、日本でも200万部を売り上げるなどして話題になったことがあった。まあ、当時から内容については賛否両論もあったりしたんだが、フォロワー・読者読者諸兄姉の中にも読んだ方がおられるんじゃないだろうか。俺が書こうとするのは、別に「女は地図を読めない」という話ではないんだが、男女に限らず地理的感覚が乏しい人っているよね。具体的に言えば世の中には「道順をきちんと説明出来ない人」って意外と多い(笑)。現代のようにカーナビが普及していなかった頃は、何処へ行くにしても道路地図だけが頼りだったし、それでも詳細なところまでは載っていないから最後は車を停めて誰かに聞くことになる。
俺:すみません。○○へ行きたいんですが、この道でいいんでしょうか。
地元の人:ああ、そこなら△△さんのとこを曲がればすぐだよ。
俺:その△△さんのところはどの辺で、どっちに曲がるんでしょうか。
地元の人:えー、△△さんが分からないの。◇◇さんの隣なんだけど、分からない? 困ったなあ・・・。
俺:(えーと、困ってるのは私なんですけれど・・・)
地元の人:それじゃ農協の隣に交番があるから、そこへ行って聞いてもらっていいかな。
この時点で、俺には「あの、その農協へはどうやって行けば・・・」などと聞く元気は既に残っていなかった(笑)。
とまあ、これは俺の実体験なんだが、別にお年寄りでも女性でもない堂々たる中年男性だったよ(笑)。もっとすごい例だと「ああ、それなら(遥か彼方を指さして)あっちだよ」とか「□□郵便局の裏だから」で、それ以上は説明してもらえなかったりする(笑)。まあ、ドライバーじゃない人は説明が苦手なんてことかも知れないが、最初の中年男性はドライバーだったよ(笑)。かと思えば、小学生が「そこは次の次の信号を左に曲がって100mくらい行けば左側に大きな赤い看板が見えますから」などどカンペキな道順を教えてくれたりするんだよね(笑)。そうそう、ある友人の家を訪ねることになって、本人に地図を書いてもらったら、「駅」と書かれた○印からカクカク、グニャグニャと一本の線が引かれていて、線の終点の家のマークに「ココ!」なんて記されただけの地図(だと書いた本人は思っているらしいが)を渡されて仰天したこともあったよ(笑)。
すまん、こったらくだらないことを書いているのは、今日の夕方ある歌集を探していたら『話を聞かない男、地図が読めない女』が出て来て、ちょっと懐かしくてしばらく読み込んでしまったからなんだよね(笑)。あ、人のことばっかし悪く言うのは片手落ちだよね。俺はと言えば「愛する人に想いを上手く伝えられない人」なんです(笑)。すみません。既にしたたかに酔っ払っています(笑)。
深藍の蛹殻脱ぎ春の魔女タータンチェックは赤いスカート (まるひら銀水)

↑ 大変お手数ですが、 ワンクリック のご支援をお願いたします! 「にほんブログ村ランキング」に参加しています。みなさまの ワンクリック のご支援が何よりの励みになります!
- 関連記事
-
-
陽も朧に雲の彩り ── 新・夏待日記 令和四年二月十九日(土) 2022/02/19
-
一行に全身全霊を込めた時代もあった ── 新・夏待日記 令和四年二月十八日(金) 2022/02/18
-
たまには酔って愚痴ってみる ── 新・夏待日記 令和四年二月十七日(木) 2022/02/17
-
君は「洗濯機」を回せるか? ── 新・夏待日記 令和四年二月十六日(水) 2022/02/16
-
【改訂版】 嗚呼、積ん読山脈よ、釈明と忌避の彼方に連なる混沌の中の整然よ ── 続々・夏待日記 令和四年二月十五日(火) 2022/02/15
-