Archive2023年05月 1/4
May Wind / 五月の風 [ストリートピアノの調べに乗って ── サラ・ティーズデールの詩を訳してみる 第12回]

「五月の風 ── VHFアンテナのある空景 (その59)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 五月の梅雨入りをなんとか免れた関東地方は、今日も爽やかな北海道サマーの一日だった。早いもので、その五月も今日が晦日となってしまった。先日掲載したクリスティーナ・ロセッティの"May / 五月"に続いて、本日は逝ける五月への鎮魂の意味を込めサラ・ティーズデールの一篇を拙訳...
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ソラの神様はツイストドーナツを召し上がる ── 続々・夏待日記 令和五年五月三十日(火)

「ソラの神様はツイストドーナツを召し上がる」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylightツイストドーナツのフォルム上部右雲端部に微かな彩雲を生じているのがお分かりいただけるだろうか。 本日のトップ画像は、5月初旬の強風が吹き荒れた日に撮影した中から一葉ご紹介させていただきたいと思う。竜巻や漏斗雲(竜巻の卵)とは発生原理的にも全く別物なんだが、風が強い日に雲がねじれる...
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桔梗草の季節 ── 続々・夏待日記 令和五年五月二十九日(月)

「桔梗草の季節」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f8, 1/60s, ISO200, WB:Daylight 今年も自然豊かな(モノは言い様だね)我が家の庭に桔梗草が咲いてくれた。本当は昨日が初見だったんだが、咲いていたのが一輪だけ、しかもあまり美形ではなかったので撮影はパスさせてもらったんだよね(笑)。今朝リビングの雨戸を開けてみたら、あちこちに十数輪咲いていた。朝から生憎の雨模様だったんだが、雨間を狙って庭に...
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May / 五月 ── クリスティーナ・ロセッティの詩を読んでみる 第9回

"Ah, Pleasant May!" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 本日は、敬愛するクリスティーナ・ロセッティの作品から「逝ける五月への鎮魂」として"May"(五月)というタイトルの一篇をご紹介させていただきたいと思う。前回掲載の"Another Spring"(また来る春)と同様にクリスティーナが20代半ばの頃の作品なんだが、彼女の死生観が垣間見えるような美...
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へっぽこ戦士後ろへ突撃 ── 続々・夏待日記 令和五年五月二十七日(土)

「風薫る空に幻の日現る #3」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は今月初旬、すっきりと晴れ上がって心地よい風が吹く五月の空に出現した「左右両幻日」だ。少々趣向を凝らして、ボーボーの大楠の上に太陽をが来るようなポジションで数カット撮ってみた。ここに写っているのは幻日だけではない。太陽の真上には「上部タンジェントアーク」が、そこから太陽を取り巻...
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諦観なのか、傍観なのか、鈍感なのか ── 続々・夏待日記 令和五年五月二十六日(金)

"On Such a Windy Day #7" Canon EOS 5Ds R, EF70-200mm F2.8L USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 5月初旬の強風が吹き荒れた日、関東地方では平野部でもレンズ雲や吊るし雲が観察出来た。ところによっては、独立峰の周辺に出現するような美形フォルムの吊るし雲も見られたそうだ。俺も朝から「ソラのチェック体制」を"通常レベル(20分毎)"から"レベルC(10分毎)"に上げて期待していたん...
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聞きたくなかったニュースを聞いちまった日 ── 続々・夏待日記 令和五年五月二十五日(木)

「わさわさと騒がしいソラ」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、終日巻雲が湧いては消え湧いては消えしていた一日に撮影したカットだ。画像下部で右側に尾をなびかせているのは「鈎状巻雲」なんだが、その上に散らばるもやもやと糸くずが絡まったような塊になっているのは、巻雲の変種の一つである「もつれ雲」だと思われる。画像中央のやや下側で、上向きに弧...
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It's a Hokkaido Summer Day Today ── 続々・夏待日記 令和五年五月二十四日(水)

「逢魔が時の空に対峙する異形のものたち」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f8, 1/60s, ISO400, WB:Daylight ある日の日没直後、残照の空にシルエットになった層積雲のフォルムが面白かったので数カット撮ってみた。互いに威嚇し合う大蜥蜴(左)と狼(右)とか、むくむくと地から這い出て来る魑魅魍魎とか、童心に帰っていろいろ想像してみた。それはともかくとしてこの空は、いかにも逢魔が時らしい妖しげな雰囲...
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今日も冷たい雨が ── 続々・夏待日記 令和五年五月二十三日(火)

「右右向き? それとも左向き?」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight この得体の知れない芋虫みたいなフォルムをした雲は、積雲(わた雲)の雲種の一つである「扁平雲」だ。積雲といえば、上部がもこもこと盛り上がった「並雲」や「雄大雲(雄大積雲・入道雲)」を思い浮かべると思うんだが、中にはこんなヤツもいるんだよね(笑)。よく見ると、ちゃんと積雲の典型的な特徴である「...
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実子も継子もおりますが ── 続々・夏待日記 令和五年五月二十二日(月)

「感激の間隙」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight"間隙"がずっと右方向に伸びていて、24mmでは全体が収まらなかった。 昨日に続いて本日も、未掲載の蔵出し画像から巻積雲(うろこ雲)に生じた「穴あき雲」をご紹介させていただきたいと思う。「感激の間隙かんげき」などとふざけた画像タイトルをつけてしまったんだが、少々距離があったので細長い間隙すきまのようにみ...
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