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Archive2022年07月 1/4

七月二十九日(金)は二日続けてあるのです!── 大暑日記 令和四年七月三十一日(日)

「トワイライトの東天もいいものだ」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylightやさしい色に暮れ行く東天の層積雲。 トップ画像は数日前のある日、暮れなずむ茜雲を撮影しながらふと振り返って見つけた東天の層積雲だ。夕景を撮影するなら、セオリーとして断然西の空だよね。いや、俺だってそのことに対して異論がある訳じゃない。現に昨日の掲載画像だって、どこからどう見てもストレート...

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Far from Jupiter, Far from Thunder ! ── 大暑日記 令和四年七月三十日(土)

「遥かなる雲影 2022」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、一昨日の日没前後に我が家の西北西方向に見えた「かなとこ雲」とその右端から漏れる「薄明光線」だ。なかなか秀麗なフォルムのかなとこ雲だと思わないか。実はこのかなとこ雲(及び派生元である積乱雲)、俺のところ(埼玉県北部地方)からはるか離れた長野県の上田市付近にあって、現地では猛烈な雷雨...

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時にはソラ屋らしく ── 大暑日記 令和四年七月二十九日(金)

「我、巻雲を愛す (その4)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、数日前に撮影した「鈎状巻雲」なんだが、古くからのフォロワー・読者諸兄姉の皆様には「これって、尾流雲じゃないの?」と思われた方も多いんじゃないだろうか。確かに鈎状巻雲や(尾を引いた)房状巻雲は、時として尾流雲と紛らわしいものも多い。特にこの巻雲は、たまたま頭上付近に来たとこ...

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バジルの香りと鹹水の匂い ── 大暑日記 令和四年七月二十八日(木)

「よく見ると何かと忙しいソラ (その5)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO400, WB:Daylight トップ画像は、数日前の日没直後に撮影した雲頂を残照に染めながら消え行く層積雲(あるいは積雲)のなれの果てだ。雲底部から微かに尾流雲を生じているのがお分かりいただけるだろうか。尾流雲は、雲が自らを、もう少し正確に言うと自らを構成する水滴や氷晶を、落として消えて行くプロセスなんだよね。...

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紺ラシャ紙上に輝く北斗 ── 大暑日記 令和四年七月二十七日(水)

「ちょっとあなた、フライングじゃないの?── 先陣争いする夕映えの巻雲」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO400, WB:Daylight 今日は、朝から雲が多いながらもしっかりと35度越えの真夏日になった。何といっても湿度が半端ない。日没後、西の空の残照に映える巻雲が見えたんだが、カメラ構えてベランダに出るかどうかちょっと迷った。まあ、結局ソラ屋の性ってやつで、気がついたら出ていたんだが、...

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【改訂版】 The Solitary / 孤独 [花が花であるように、石が石であるように、私は私だ ── サラ・ティーズデールの詩を訳してみる 第2回]

「少女時代のサラ・ティーズデール」出典:"Sara Teasdale," in Wikipedia: The Free Encyclopedia; (Wikimedia Foundation Inc., updated 31 March 2019, at 14:35 UTC) この画像の著作権は消滅しています。 "There Will Come Soft Rains / 優しく雨ぞ降りしきる"の記事で折に触れてサラ・ティーズデールの詩を翻訳していると書いたんだが、その中から"Solitary"(ひとりでいい)の拙訳をご紹介させていた...

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うーちゃん、しばらくだね ── 大暑日記 令和四年七月二十五日(月)

「うーちゃん、しばらくだね」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO200, WB:Daylight令和4年/2022年のうーちゃんの艶姿。「う」じゃなくて「ら」とか「S」に見えた方、一度眼科へ行きなさいね。 本日も暑かったですな。本日も我が家周辺ではニイニイゼミさんが頑張っていた。というかアブラゼミさん、一体どうしちゃったんだ(笑)。夕方暑気払いを兼ねて、蝉時雨を楽しもうとグラス片手にベランダに出...

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ジャネーの法則が発動しない日曜日 ── 大暑日記 令和四年七月二十四日(日)

「尾流雲めっけ!」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 数日前の午後、恒例のソラのチェックをやっていたら雲塊の狭間の青空に尾流雲を発見した。地上ではそれほどでもなかったが、上空ではかなり激しい気流が吹いていたようでこのソラもなかなか忙しいことになっている。一つは尾流雲の左側に蚊取り線香みたいな小さな雲の渦が見えたりするんだが、お分かりいただけるだろうか。そ...

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【改訂版】 人生の過程で増減する事象についての一考察

「こんなことってあるの?」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500sec., ISO100, WB:Daylight上部タンジェントアークと飛行機雲と飛行機雲の影。この飛行機雲を見て「あれ?」と感じないだろうか。「ただの飛行機雲じゃないか? 一体何がおかしいんだ?」なんて思った人、あなたはちょっと注意力散漫です(笑)。もう一度よく見てくださいよ。おかしいでしょう? どうしても分からない人はコメント欄で聞いてみ...

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青いミニコームの真意 ── 大暑日記 令和四年七月二十二日(金)

「羊か鰯か、それが問題だ」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight ソラに興味を持ち始めた多くの人を、まず悩ませるのが「あの雲は、一体高積雲(ひつじ雲)なのか巻積雲(うろこ雲・いわし雲)なのか」という由々しき問題だ(下線部リンクをクリックしてみなはれ!)。これをソラ屋方面では「羊・鰯問題」と呼ぶ(ウソです)。まあ、慣れてくると一目で同定出来るようになるんだが、...

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