Category滝・渓谷 1/2
残暑御見舞い申し上げます ── 盛夏日記 令和四年八月十三日(土)

「瀑鳴轟キテ渓尚尚閑カナリ」 Canon EOS-1N, EF28-80mm F2.8-4.0L USM, f11, 4s, Ektachrome E100VS お暑うございます。凝りもせず、本ブログへお越しいただいているフォロワー・読者諸兄姉の皆様方に心より残暑御見舞い申し上げます。本来であれば「立秋」とかいう日にご挨拶申し上げるところですが、立秋は「盛夏」には極めてそぐわない言葉であるというのが私の信条とするところであります(笑)。あ、もちろん諸般の事情、...
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【改訂版】 不断の営為(いとなみ) ── 直前寸前・夏待日記 令和四年六月二十八日(火)

「不断の営為(いとなみ)」 Canon EOS-1N, EF28-80mm F2.8-4.0L USM, f8, 2s, Ektachrome E100VS 俺が専ら滝屋サンをやっていた時分、訪れるのは無名の沢の無名の小滝ばかりだったんだが、それでも時として各地の名瀑・大瀑・高瀑を訪れることもあった(観光名所などの滝は端から対象外なので、名瀑といっても「華厳の滝」や「袋田の滝」などのことではない)。当然のことだが、そのような滝は得も言われぬ美しさを秘めていたり...
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【改訂版】 滝は春だ! そうなのです

「滝は春だ! そうなのです」 Canon EOS-1N, EF28-80mm F2.8-4.0L USM, f11, 1/2s, Ektachrome DYNA HighColor100(EBX)水の流れををこういう色合いに発色してくれるのはEktachrome E100VS/EBXだけが持つ個性だ。誤解をしている人が多いんだけれど、日本の風景によく馴染み自然な発色をするのは、実はFujichromeではなくEkatchromeの方なんだよね。「滝は春だ! そうなのです #2」 Canon EOS 620, EF28-80mm F2.8-4.0L USM, f11...
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全ての滝はいつか消滅する ── 形あるものは儚く、永遠は魂の中にしか存在ない

「波状巻積雲のなれの果てだって、それなりに美しい」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125sec., ISO100, WB:Daylightこの空は、元々波状巻積雲の二重雲に覆われていた。今はそのなれの果てとでもいうべき小さな雲片だけが残り、そこから尾流雲を生じている。雲片を一つ一つなぞって行けば、元の波状雲や二重雲の状態を推測することが出来る。是非やってみてほしい。画像の左端中央部から右上にかけて仄かに色...
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昔々ある沢に美しい滝が懸かっていましたとさ ── 滝の見本帳「星移幾秋の滝」の想い出
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「滝の見本帳──星移幾秋の滝よ永遠に!」 Canon EOS-1N, EF28-80mm F2.8-4.0L USM, f16, 2sec., Ektachrome E100SW滝壺の中にある上部が平たい岩を、俺は「卓袱台岩」と呼んでいた。昼飯時には弁当や缶びいるを、撮影時には機材などを置かせてもらったり、暑い日には靴を脱ぎ、ここに腰掛けて火照った足を滝壺で冷やしたりと大変世話になった岩だ。 今朝何気なく昨日から今日にかけての天気図を見て、ただでさえ憂鬱な気分が一気...
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【改訂版】 俺は滝屋だ! 余計なお世話だ!── 山といえば登山で、沢といえば釣りしかないのか?

「時も水も黄昏へ落ちる」 Canon EOS-1N, EF28-80mm F2.8-4.0L USM, f8, 4sec., Ektachrome DYNA HighColor100落差8mの魅惑的な無名滝を銚子口付近から俯瞰撮影した。日没が迫る中、なかなかポジションが決まらず焦ったことを覚えている。出来ることならもう一段絞りたかったところだが、これでシャッター速度4秒というぎりぎりの露出だった。ちなみに青白く写っている水流は、画像の右下が上流側で、左上で飛沫が小さな半円を描...
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【改訂版】 滝の水は落ちる! されど、ヘルスメーターの数字は上がる・・・

「蓪(あけび)の滝──降って来るのは飛沫か光か?」 Canon EOS-1N, Tokina AT-X828AF PRO 80-200mm F2.8, f8, 1/8sec., Ektachrome DYNA HighColor100 上掲の画像は、奥秩父R山系H沢に懸かる無名滝だ。全く期待していなかった沢に探査のために入渓したら、すぐにこの滝が現れて驚いたことを覚えている。訪れたのは晩夏の頃だったが、前夜吹き荒れた嵐のせいか沢筋にはアケビの実がたくさん落ちていた。「何てもったいない・・・」と...
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遥かなる滝の呼び声 / The Call of the Far Way Falls

十一月下旬になってから、ソラ的に何事もない日が続くので、ソラ屋としての出番が一向に訪れない。今日もそれで終わるかと思っていたら、午後になってから急変、見目麗しい波状巻積雲がどんどん湧いて来たので、カメラを抱えて大慌てで外へ飛び出すと、けっこうな光環も出ているじゃないの(笑)。夢中になって撮影していると、あっという間に一時間くらいが過ぎてしまった(笑)。久々にいい雲が撮れたと大いに満足して引き上げ...
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お暑うございます ── 不断の営為(いとなみ)

「不断の営為(いとなみ)」 Canon EOS-1N, EF28-80mm F2.8-4.0L USM, f8, 2sec., Ektachrome E100VS 俺が専ら滝屋サンをやっていた時代、訪れるのは無名の沢の無名の小滝が圧倒的に多かったが、それでも各地の名瀑・大瀑・高瀑を訪れることも少なくなかった。しかし、今でも心に残っている滝は、そういう滝の中にはほとんどない。ある年の夏、俺はR山系の沢を毎週のように訪れては、片っ端から探索行をやっていた。その日の遡っ...
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あるのはただそれだけ ── 暑中御見舞い申し上げます

"That's All There is" Canon EOS-1N, EF28-80mm F2.8-4.0L USM, f11, 4sec., Ektachrome DYNA HighColor100小滝の銚子口(落ち口)を真上から俯瞰撮影した。水は画像の右から左方向へ、そこから90度向きを変えて下から上方向へと流れ落ちている。左右の氷塊の一番狭まった部分が「滝」だ。滝壺へ落ちた水が、泡だって広がる様子がおわかりいただけると思う。 皆様、暑中御見舞い申し上げます。いつも私の拙いサイトへ...
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