Category詩 1/10
May / 五月 ── クリスティーナ・ロセッティの詩を読んでみる 第9回

"Ah, Pleasant May!" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 本日は、敬愛するクリスティーナ・ロセッティの作品から「逝ける五月への鎮魂」として"May"(五月)というタイトルの一篇をご紹介させていただきたいと思う。以前ご紹介した"Another Spring"(また来る春)と同様に彼女が20代半ばの頃の作品なんだが、美しくも切ない一篇なんだよね(参照:「A...
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The River / 川の嘆き [今はもう海水のように苦々しい ── サラ・ティーズデールの詩を訳してみる 第11回]

「威風堂々と」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 昨日の記事でもお断りしたとおり、本日はプライベートな所用のためフォロワー・読者諸兄姉の皆様方のところへお邪魔することが出来ません。また、メールやコメントなどへの返信も後日とさせていただきたいと思います。何卒ご容赦ください。"The River"Sara TeasdaleI came from the sunny valleysAnd sought for the ope...
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【四訂版】 There Will Come Soft Rains / 優しく雨ぞ降りしきる [暁にめざめし春の女神すら我らが去りしことをばそれと心づかざらん ── サラ・ティーズデールを訳してみる 第1回]

「暁にめざめし春の女神すら」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/250sec., ISO100, WB:Daylight 今年も本ブログ恒例の『やさしく雨ぞ降りしきる』をご紹介させていただく季節となった(笑)。もう読み飽きた、耳タコだというフォロワー・読者諸兄姉の皆様におかれましては、この記事は本ブログ恒例の"生誕祭"みたいなものなので、何卒ご容赦のほどを(笑)。 何度も触れているが、この詩の冒頭にあ...
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こわれもの ── 『一冊の小瓶』と『朝の詩』から磯貝裕美さんの詩を読んでみる 第16回

"A Time of Love, a Time of Hate" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight俄に夕陽を覆い隠す乱層雲。雲底からは尾流雲を生じ始めている もうとっくに見切りをつけている産経新聞の一面最上段に掲載される『朝の詩』なんだが、そろそろ生活面あたりへ引っ越した方がいいんじゃないかなどとボヤきながらも、ごくたまに「例外の日」があったりするのでいちおうチェックだけは続け...
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【改訂版】 逝く夏を悼む ── 続・盛夏日記 令和四年八月三十日(火)

「逝く夏を悼む」akizou さん撮影によるこの作品は 写真AC から提供されています。 そろそろ8月も終わりだね。俺は逝く夏を悼んで、しばらく喪に服させてもらおうかと思っていたりする。さて、夏への献杯は何にしようかな・・・。とっておきのモエ・エ・シャンドンでも開けるか、それともコニャックで行ってみるか、ここはやはり夏を送るにふさわしいメーカーズマークのハイボールにするか・・・ ルンルン 。たき:奎さん、何だか楽し...
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【改訂版】 The Solitary / 孤独 [花が花であるように、石が石であるように、私は私だ ── サラ・ティーズデールの詩を訳してみる 第2回]

「少女時代のサラ・ティーズデール」出典:"Sara Teasdale," in Wikipedia: The Free Encyclopedia; (Wikimedia Foundation Inc., updated 31 March 2019, at 14:35 UTC) この画像の著作権は消滅しています。 "There Will Come Soft Rains / 優しく雨ぞ降りしきる"の記事で折に触れてサラ・ティーズデールの詩を翻訳していると書いたんだが、その中から"Solitary"(ひとりでいい)の拙訳をご紹介させていた...
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【改訂版】 人生の過程で増減する事象についての一考察

「こんなことってあるの?」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500sec., ISO100, WB:Daylight上部タンジェントアークと飛行機雲と飛行機雲の影。この飛行機雲を見て「あれ?」と感じないだろうか。「ただの飛行機雲じゃないか? 一体何がおかしいんだ?」なんて思った人、あなたはちょっと注意力散漫です(笑)。もう一度よく見てくださいよ。おかしいでしょう? どうしても分からない人はコメント欄で聞いてみ...
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【改訂版】 What are Heavy? Sea-sand and Sorrow / どちらなの? ── クリスティーナ・ロセッティの詩を読んでみる 第6回

「『高い』と『深い』の違いは何だろう?」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/250sec., ISO100, WB:Daylight 梅雨入りしたからという訳じゃないが、今日は仕事も、プライベート案件も、何もかもがしっくりと行かない一日だった。仕事もそこそこに一杯飲り始めたんだが、当然のことながら酒もイマイチ美味くないんだよね(笑)。"What are heavy? sea-sand and sorrow"Christina RossettiWhat a...
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【改訂版】 Alone / 独りぼっち [くすんだ灰色の世界の至高の頂きに独り立つ ── サラ・ティーズデールの詩を訳してみる 第10回]

"Alone" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/125sec., ISO400, WB:Daylight 風の便りで、昔一緒に文芸活動をやっていた先輩の訃報を聞いた。本人はどう思っていたのかは知る由もないが、世間一般的にいうところの幸せな最期ではなかったらしい・・・。まあ、人生はいろいろあるからね。とりあえず献杯から泥酔モードへ移行中なので、大変恐縮だがこれにて失礼。(ここから【改訂版】記事本文) 今宵はま...
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【改訂版】 A Toadstool Comes up in a Night / 毒茸と楢(オーク)の木 ── クリスティーナ・ロセッティの詩を読んでみる 第4回

画像出典:「ベニテングタケ」(2019年7月5日 (金) 03:38 UTCの版)『ウィキペディア日本語版』 Ak ccm 氏を著作権者とするこの作品は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承 3.0 オランダ ライセンスの下に提供されています。 トップ画像は、童話の絵本などによく登場する「ベニテングタケ」だ。見た目が毒々しいだけではなく、実際問題として毒キノコなんだが、一般に思われているような猛毒ではない。大量に摂取すると腹痛・嘔...
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