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Tag高積雲 1/23

やむを得ず、真にやむを得ず ── 続々・夏待日記 令和五年五月十八日(木)

「『バカヤロー!』がちょいと似合いそうな夕陽」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、日没時に見えた高積雲(ひつじ雲)の「放射状雲」だ。もしかしたら、元雲はシーラスストリーク(ジェット巻雲の一種)だったかも知れない。「放射状雲」については、俺は昔この変種のことを大いに誤解をしていて、波状雲が収束して見える方向から観察したものをそう呼んでい...

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暖房は濃いめの燃料投下で ── 続・夏待日記 令和五年五月二日(火)

「尾流雲の播種と萌芽」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、たいそうな画像タイトルをつけてしまったんだが、波状高積雲から次々に分離するように生まれてくる尾流雲の群れだ。尾流雲としてはよくあるパターンなんだが、フォトジェニックな光景になることが多いので、写真屋的にはなかなか楽しみな遭遇なんだよね。 今日は、日中はカラッと晴れて気持ちのよい...

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いつもながらの笑えない話 ── 夏待日記 令和五年四月十六日(日)

「不連続な光環と蜂の巣状雲」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/2000s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、太陽にかかった高積雲(ひつじ雲)の上の部分に「光環」が出現し、下側が「蜂の巣状雲」に遷移している光景だ。その境目がスパッと分断されたように見えるので、おそらく「ウインドシア」(水平あるいは垂直方向に風向や風速の差異がある、言うなれば「風の断層」とでもいうべき風の成分が不連...

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春愁よ、こんにちは ── またまた・夏恋日記 令和五年四月六日(木)

「主役を譲り合う光環と高積雲」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、波状高積雲が窓を開けたようにスクエアな青空を見せてくれたところに出現した"控えめな"な光環だ。世の中には、環が完全につながっていないものは全て「彩雲」とする方もおられるようだが、どう考えてもその見解には賛同しかねる(参照:「環が完全につながっていない光環」と「典...

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B面っていぶし銀の魅力 ── またまた・夏恋日記 令和五年四月五日(水)

"On Such a Windy Day #6" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 春分の日の頃のある遅い午後、大楠の向こうに気流に煽られて反転する高積雲(ひつじ雲)から触手のように幾筋もの雲が分岐しているのが見えた。よくよく目を凝らすると、分岐した雲は巻積雲(うろこ雲)に遷移しているように思える。過去記事でも書いたかも知れないが、十種雲形などというものは、人間が雲の...

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春愁の気配あり ── またまた・夏恋日記 令和五年四月四日(火)

「ボコボコと心に穴の空くように (その3)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f8, 1/60s, ISO400, WB:Daylight 本日のトップ画像は、残照の茜色に染まる高積雲(ひつじ雲)の「蜂の巣状雲」だ。何故か、最近は蜂の巣状雲ばかり掲載しているような気がしないでもないので、フォロワー・読者諸兄姉の皆様の中には「もう、いい加減飽きたよ」などと思われている方もおられるんじゃないかと思う(笑)。別に意識して蜂...

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いい匂いする君のイレイサー ── また・夏恋日記 令和五年三月三十日(木)

「ボコボコと心に穴の空くように (その2)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、大楠の向こうに沈もうとしている夕陽を覆った高積雲(ひつじ雲)の「蜂の巣状雲」だ。蜂の巣状雲を「稀にしか見られない雲」だとしている文献やサイトなどもあるんだが、本ブログでも再三ご紹介させていただいているように、出現頻度としてはそれほどレアな雲ではない。ただ、蜂...

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僕のヒューズがひゅんと飛んだ ── 新々・夏恋日記 令和五年三月十五日(水)

「波立つ光彩」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/4000s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は「蜂の巣状雲」に遷移中の「高積雲(ひつじ雲)」に出現した「光環」だ。光環が上半分にしか出現していないのは、この遷移が画像の下から上へと進行していることによる。もう少し詳しく書くと、蜂の巣状雲は下降気流によって高積雲や巻積雲の雲片に穴が空き、その穴が広がって次第に消散して行く現象であり、光...

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通勤電車で起こったある惨劇 ── 新々・夏恋日記 令和五年三月一日(水)

「黄昏劇場、開演です!」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、ある日の黄昏時、シルエットになった層積雲の雲底に微かに斜光線が射していて、その部分が尾流雲だったので思わず撮ってみたカットだ。この暗雲自体もいろいろなフォルムを連想させて面白い。お化け鰻の頭とか、はたまた脱兎とか・・・(笑)。俺なんかは瞬間的に山椒魚の頭を連想してしまったよ(笑)...

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蒸し返す訳ではありませんが ── 続々・夏恋日記 令和五年二月三日(金)

「寄せては返さない波」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO400, WB:Daylight 本日のトップ画像も訳の分からんタイトルをつけてしまったんだが、黄昏時の帯状になった・・・・・・波状高積雲の美しさは分かっていただけると思う。茜色のグラデーションと高積雲のばらけ方の変化が美しく、撮影しながら、画像左下の夕陽に染まった部分の直下に行ってみたいという衝動に駆られたことを覚えている。 さ...

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