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Tag高層雲 1/2

フォトジェニックではないがチャーミングな雲もある ── 新・夏待日記 令和五年六月六日(火)

「雲は朧にそれなりに #1」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight「雲は朧にそれなりに #2」 Canon EOS 5Ds R, EF70-200mm F2.8L USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 数日前の昼過ぎ、半天を覆い始めた高層雲(おぼろ雲)の雲端部にちらっと尾流雲が見えたので20カットほど撮ってみた。高層雲は「おぼろ雲」というくらいなので、ちょっと掴み所のない雲なんだよね(笑)。故に尾流...

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肉じゃが玉子とじ丼は素敵だけれど ── また・夏恋日記 令和五年三月二十三日(木)

「春の朧の墨流し雲」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight暗雲が文字というか"天空からのメッセージ"に見えるような気がして、解読しようと小一時間ほど悪戦苦闘してしまった俺であった。 トップ画像は、数日前の午後遅く高層雲(おぼろ雲)に出現した光環だ。内側のオーレオール(光環の一番内側の青白い環状部分)と外側のベージュ色の環のコントラストが美しかったので...

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春はタータンチェックのスカートとともに ── 新・夏恋日記 令和五年二月二十三日(木)

「晩冬の午後、春間近に見えて」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 数日前の午後、大楠の向こうに傾いた陽が高層雲(おぼろ雲)にぼんやりと霞んで見えた。別に「おぼろ」や「霞む」などという字面に感化された訳ではないが、春がそこまで来ているという雰囲気を強く感じたんだよね。あ、毎度のことながら、雪国・北国にお住まいのフォロワー・読者諸兄姉の皆様方には誠に申し訳ない...

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共有結合の恋 ── また・残暑日記 令和四年十一月二十四日(木)

"This Mystic Evening Sky" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f8, 1/30s, ISO800, WB:Daylight トップ画像は先月の某日の夕刻、曇り空にもかかわらず薄紅梅色というか躑躅つつじ色というか、妖しげな赤紫色に染まった高層雲の夕景を撮ったカットだ。全天が曇空でも、たまにこういう感じに色づくことがあるんだよね。えーと、完全に言い訳になるんだが、この時は日没後既に20分経過していてかなり暗く、少々...

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美しいものが儚いのは人も雲も同じだ ── 第2回「乳房雲コレクション展」をやってみる

「真夏の証明」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f8, 1/60sec., ISO400, WB:Daylight残照に映えるかなとこ雲と乳房雲。どこに乳房雲があるのかというと、かなとこ雲の「朝顔型」に開いた雲底にぼこぼこと見える突起がほぼ全て乳房雲だ。かなとこ雲には、このようなフォルムの乳房雲が形成されることが多い。「真夏の証明(部分拡大)」 突然思い立って、第2回「乳房雲コレクション」をやってみることにした(笑)。...

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されど予定は立てねばならぬ ── NEO-夏待日記 令和四年五月七日(土)

「ある飛翔(その45)── 私、通ってます」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、先日高層雲の切れ間にたまたま飛行機雲が通過して行くのが見えたのであわてて撮ったカットだ。それも楕円形の雲の隙間の長径方向に沿って通って行ったんだよね。まあ、ただそれだけのことなんだが、ソラ屋としてはこんなことでもちょっとうれしくなるんだよね(笑)。そうだね、笑っ...

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ソラは時として眺める者の心情とシンクロしてくれる ── まだまだ・望夏日記 令和三年十二月二十日(月)

「人も雲も泣きたくなるさ」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight トップ画像は、日没時に撮影したおそらく高層雲(おぼろ雲)と層積雲(うね雲)と思われる雲塊だ。現像してからよく見ると、どちらにも尾流雲が生じ始めているのが分かった。空と雲って、どういう訳か知らないが、それを見る者の心情とシンクロしていることが多いんだよね。 前段で「現像」という言葉を使ったんだが...

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【改訂・完全版】 どこでもない場所 / THE NOWHERE ── ヴァレリー・アファナシエフの詩を読んでみる

「月と月光環に擬態する太陽と光環」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/4000sec., ISO100, WB:Daylight 本年5月30日に「どこでもない場所 / THE NOWHERE ── ヴァレリー・アファナシエフの詩を読んでみる」というタイトルで記事を掲出させていただいたが、その中で次のように書いた。 実は、英語版には三行から成る第一連が存在するのだが、尾内氏の訳では割愛されている。最初は「詞書ことばがき」のようなも...

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空はソラ屋のものなのか? ── 盛夏日記 令和三年八月四日(水)

「空はソラ屋のものなのか? ── ボーダーレスな空と雲(その3)」 Canon EOS 5D Mark II, EF 24-105mm F4L IS USM, f11, 1/2000sec., ISO100, WB:Daylight トップ画像は、大楠の上に何やら妖しげな帯状の雲がかかっている・・・訳ではない。この明るい帯状部分は高層雲(おぼろ雲)の雲の端で、中央部に比べて厚みがないため太陽光が散乱して輝いて見えている。ということで、帯状部分を含めてここから上は空ではなく全部一枚の高層...

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バタバタと出かけて行ってバタバタと帰って来た一日 ── 北海道サマーの宵をゆるゆると楽しむ

"Blue Twilight Clouds" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/30sec., ISO800, WB:Daylight薄暮の空を覆う高層雲の波状雲が青く染まった。オリジナル画像に色変換や強調処理を施している訳ではない。「ブルーモーメント」は、空が快晴もしくは快晴に近いクリアな状態の時にしか見られない現象だが、曇天でも稀に雲全体が青味を帯びることがある。これが、ブルーモーメントと同様の原理で起こっているの...

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