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Tag幣舞橋 1/1

【改訂版】 橋を行く面影淡く声を聞く ── 「旧釧路川」と「釧路川」のしょうもない話を書いてみる

「橋をゆく面影あわく声を聞く」 幣舞橋の夏の乙女像(左:佐藤忠良作)と秋の乙女像(右:柳原義達作)の間に沈み行く夕陽。出典:akiaji氏 撮影によるこの作品は 写真AC から提供されています。 釧路市の観光スポット、またシンボルとして観光客や市民に親しまれている幣舞ぬさまい橋(現在の橋は五代目)は、原田康子の『挽歌』や小畑友紀の『僕等がいた』にも登場する美しい橋だ。俺は高校時代、毎日のようにしーちゃんと並...

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しーちゃんの水中花 ── 異次元の花を見た日

「海霧(ガス)に包まれる幣舞橋と冬の像」画像出典:「道東からのフォト」に掲載されているこの作品は、著作者である さゆう氏 の許諾を得て転載しています。幣舞橋の北大通り側から幣舞ロータリー方面を望む。幣舞橋の橋脚上には、日本を代表する四人のアーティストによる道東の春夏秋冬を表現した橋上彫刻「四季の像」が設置されている。写真のブロンズ像は、彫刻家本郷新による「寒さと冬をはねのけて春を待ち望む心」を表現し...

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黒髪の残り香消えぬ間に、俺の想いが褪せぬ間に

「白いキングギドラあるいは八岐大蛇」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125sec., ISO100, WB:Daylight昨日は「巻雲オンパレードの日」だった。巻雲マニアの俺的には、一昨日の「変な雲オンパレードの日」に負けないくらい幸運な熱い一日だった。 「面白い雲オンパレード」の翌日、巻雲が次々に頭上を通過して行った。巻雲にしてはかなり雲速があり(本来巻雲は高速で移動しているんだが、高層にあるので見か...

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僕のしーちゃん ── 三つ葉のクローバーが運んだ至福

「夜明けのスキャット」画像出典およびタイトル引用:道東からのフォト に掲載されているこの作品は著作者である さゆう氏 の許諾を得て転載しています。幣舞(ぬさまい)橋と久寿里(くすり)橋の間の釧路川右岸に設けられたプロムナードの朝。霧にうっすらと霞んで見えるのは久寿里橋だ。私が釧路在住時には、河畔はまだこのように整備されておらずコンクリートの護岸が続く殺風景な場所だった。写真の二人のように、しーちゃん...

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君に架ける ── 橋の話をとりとめもなく書いてみる

「君に架ける橋」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f8, 1/250sec., ISO100, WB:Daylight昨日の「空とつちとにかかる橋」。期待できそうな状況だったが右半分だけの出現に終わった。黒髪の幣舞ぬさまい橋に残り香は淡くなれども未だに消えず いつもお邪魔している我が故郷釧路在住の写真家さゆうさんのサイトで、霧に煙る久寿里(くすり)橋とカモメの向こうから朝陽が昇る写真を見た。懐かしさがこみ上げて来て、強...

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しーちゃんと僕 ── 春採湖のローレライ

「君に想いを架ける ── 霧に煙る幣舞橋」幣舞橋のすぐ下流側は釧路港、その向こうは太平洋だ。しーちゃんと並んでこの橋を渡る時、初夏の爽やかな海風が彼女の黒髪を揺らし、肩寄せて歩く俺の頬を撫でて行った。あの黒髪の香(かぐわ)しさと至福の刹那を俺は永遠に忘れることはないだろう。画像出典: Xion_Ma 氏撮影によるこの作品は 写真AC から提供されています。「しーちゃんと僕 ── 春採はるとり湖のローレライ」生返事友の...

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「旧釧路川」って何だったのよ?── 海風うれし幣舞の橋

「海風うれし幣舞の橋」 夜の幣舞橋を上流側から望む。橋の向こうは釧路港、その先は太平洋だ。出典:イワンa氏撮影によるこの作品は写真ACから提供されています。肩寄すれば黒髪揺れて頬を撫づ海風うれし幣舞ぬさまひの橋 釧路市の観光スポット、またシンボルとして観光客や市民に親しまれている幣舞橋は、原田康子の『挽歌』や小畑友紀の『僕等がいた』にも登場する美しい橋だ。俺は高校時代、毎日のようにしーちゃんと並んで...

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「エリート」の午後 ── しーちゃんと二人で

「日々に緑濃く ── 出世坂の初夏」旧制釧路中学に通う生徒たちが出世を夢見て上り下りしたというのがこの坂の名称の故事である。出世坂を下れば目の前に幣舞ロータリー(道マニアの間ではかなり有名な六差路で、歩行者専用の出世坂を入れると七差路ということになる)と幣舞橋が現れ、その先は北大通りへと続いている。かつては四つのデパートが覇を競い合う一大繁華街であった北大通りも、今ではシャッターを降ろした店が目立つよ...

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