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Tag巻雲 1/20

シュッとした巻雲は好きですか? ── 新・夏待日記 令和五年六月一日(木)

「シュッとした巻雲は好きですか?」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 過去記事で散々ご紹介しているように、一口に「巻雲」(すじ雲)といってもいろいろある。気象の図鑑や雲のガイドブックなどに巻雲の典型として必ず載っている「鈎状巻雲」だけが巻雲じゃないんだよね。というか、鈎状巻雲は巻雲の中ではむしろレアな部類になるということは是非覚えておいてほしいと思う。巻...

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May / 五月 ── クリスティーナ・ロセッティの詩を読んでみる 第9回

"Ah, Pleasant May!" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 本日は、敬愛するクリスティーナ・ロセッティの作品から「逝ける五月への鎮魂」として"May"(五月)というタイトルの一篇をご紹介させていただきたいと思う。前回掲載の"Another Spring"(また来る春)と同様にクリスティーナが20代半ばの頃の作品なんだが、彼女の死生観が垣間見えるような美...

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聞きたくなかったニュースを聞いちまった日 ── 続々・夏待日記 令和五年五月二十五日(木)

「わさわさと騒がしいソラ」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、終日巻雲が湧いては消え湧いては消えしていた一日に撮影したカットだ。画像下部で右側に尾をなびかせているのは「鈎状巻雲」なんだが、その上に散らばるもやもやと糸くずが絡まったような塊になっているのは、巻雲の変種の一つである「もつれ雲」だと思われる。画像中央のやや下側で、上向きに弧...

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「魚の骨」の思い出 ── 続々・夏待日記 令和五年五月二十一日(日)

「ソラの神様が、特大シマホッケの開きを召し上がったようだ」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 本日は蔵出し画像から、巻雲の変種の一つである「肋骨雲」をご紹介させていただきたいと思う(以下「肋骨巻雲」という)。巻雲には様々な「種」「変種」「副変種」があるんだが、肋骨巻雲は巻雲にだけ見られる変種なんだよね。そして、この肋骨巻雲は飛行機雲のなれの果てから生じる...

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望郷の念がよく似合う雲と空 ── 続・夏待日記 令和五年五月十一日(木)

「『望郷の念』がよく似合う青空」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、先日久々に見た「いかにもらしい・・・鈎状巻雲」だ。先日の記事でも書いたんだが、俺が小学生の頃、故郷の川の土手に寝転んで空を見ていた時に遭遇した「鈎状巻雲」の美しさが、その後の俺の「ソラ屋」人生を決定づけたと言っても過言ではない(笑)。しかし、この鈎状巻雲は、図鑑などで...

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巻雲だらけの日 ── 続・夏待日記 令和五年五月六日(土)

「巻雲だらけの日 ── VHFアンテナのある空景 (その58)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/500s, ISO100, WB:Daylight太陽の左下に微かながら22度ハロ(内暈)も確認出来る。 本日のトップ画像は、朝から巻雲(すじ雲)が湧いては消え、湧いては消えしていたあの日の午前中に撮ったカットをご紹介させていただきたいと思う。過去記事でも書いたことがあるんだが、俺は子供の頃からの「巻雲ファン」なんだよ...

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The River / 川の嘆き [今はもう海水のように苦々しい ── サラ・ティーズデールの詩を訳してみる 第11回]

「威風堂々と」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 昨日の記事でもお断りしたとおり、本日はプライベートな所用のためフォロワー・読者諸兄姉の皆様方のところへお邪魔することが出来ません。また、メールやコメントなどへの返信も後日とさせていただきたいと思います。何卒ご容赦ください。"The River"Sara TeasdaleI came from the sunny valleysAnd sought for the ope...

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昼下がりの小事 ── 新々・夏恋日記 令和五年三月十二日(日)

「昼下がりの小事」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/4000s, ISO100, WB:Daylight太陽の左側、翻る巻雲のフォルムが面白い。 トップ画像は、正午過ぎの南天に出現した「外接ハロ」の下側部分だ。よく見ると、うっすらと上側部分も写っている。一見すると「22度ハロ(内暈)」と間違えやすいんだが、22度ハロは真円、外接ハロは楕円なので、慣れてくると部分的にしか見えていないとしても、その曲率の違いから...

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一期一会の雲 ── 新々・夏恋日記 令和五年三月七日(火)

「一期一会の雲」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は数日前の昼過ぎに見かけた"羽毛状"の巻雲だ。もっとも「羽毛状巻雲」という名称は、あってもよさそうな気がするんだが、世界気象機関(WMO:World Meteorological Organization)の定める「国際雲図帳」(International Cloud Atlas)において巻雲の雲種、変種、副変種のいずれにも存在していないん...

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隕石様、ココに落ちて俺を吹き飛ばしてください ── 新・夏恋日記 令和五年二月二十七日(月)

「ひねくれるも一途に行くも雲の勝手」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight トップ画像は、ある日の昼過ぎに見かけた"ツイストドーナツ"のように激しく捻れる巻雲だ。ここまでのプロセスを見ていないので、元雲は定かではない。画像の下の方に見えるような「シラースストリーク」(ジェット巻雲の一種)の末裔なのか、もしかしたら飛行機雲のなれの果てかも知れない。とに...

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