Tag巻積雲 1/16
びゅうびゅうと君に通う風 ── 新・夏待日記 令和五年六月五日(月)

「雲は限りなく自由である」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight右下の太陽の周囲に光環の切れ端が見える。 本日のトップ画像は、昨日の午後遅くなって現れた巻積雲(うろこ雲)だ。もう何度か記事に書いているが、巻積雲と高積雲(ひつじ雲)の同定は慣れてくれば瞬間的に分かるんだが、それでもなかなか微妙なケースもあるんだよね。それも当然で、十種雲形などというものは、人間...
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May Wind / 五月の風 [ストリートピアノの調べに乗って ── サラ・ティーズデールの詩を訳してみる 第12回]

「五月の風 ── VHFアンテナのある空景 (その59)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 五月の梅雨入りをなんとか免れた関東地方は、今日も爽やかな北海道サマーの一日だった。早いもので、その五月も今日が晦日となってしまった。先日掲載したクリスティーナ・ロセッティの"May / 五月"に続いて、本日は逝ける五月への鎮魂の意味を込めサラ・ティーズデールの一篇を拙訳...
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実子も継子もおりますが ── 続々・夏待日記 令和五年五月二十二日(月)

「感激の間隙」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight"間隙"がずっと右方向に伸びていて、24mmでは全体が収まらなかった。 昨日に続いて本日も、未掲載の蔵出し画像から巻積雲(うろこ雲)に生じた「穴あき雲」をご紹介させていただきたいと思う。「感激の間隙かんげき」などとふざけた画像タイトルをつけてしまったんだが、少々距離があったので細長い間隙すきまのようにみ...
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ホワイトノイズの向こうから ── 続々・夏待日記 令和五年五月十九日(金)

「珠玉零るるがごとく」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f161, 1/2000s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、巻積雲(うろこ雲)に出現した「光環」だ。ソラの写真を取り始めた頃は、巻積雲に光環を生じているのを見ても別に何とも思っていなかった。しかし、よくよく考えてみれば、氷晶(氷の微細な結晶)から出来ているはずの巻積雲に、水滴の回折現象である光環や彩雲を生じるのはおかしいんじゃないかと...
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まさか、走り梅雨なのか? ── 続・夏待日記 令和五年五月十三日(土)

「春の朧の彩りの (その2)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、ある春の日の午後、おそらく過冷却水滴からなる巻積雲(うろこ雲)の波状雲に出現した「光環」だ。もう何度も書いているが、リング状になった光彩の連続性が明らかなので、これは「彩雲」ではなく光環なんだよね。まあ、そんな屁理屈はどうでもいいんだが、こんなぼうっとした光環もなかなかい...
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810 on Your Dial, Far East Network, Tokyo ── 続・夏待日記 令和五年五月九日(火)

「巻積雲って、もしかして私のことですか?」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/1000s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、層積雲(うす雲)の波状雲に出現した22度ハロ(内暈)を撮っていたら、みるみるうちに巻積雲(うろこ雲)っぽくなって来たところだ。過去記事でも何度か書いているが、十種雲形などというものは、人間がその時々の雲のフォルムを適当なところで区切って勝手にそう呼んでいるとい...
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B面っていぶし銀の魅力 ── またまた・夏恋日記 令和五年四月五日(水)

"On Such a Windy Day #6" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 春分の日の頃のある遅い午後、大楠の向こうに気流に煽られて反転する高積雲(ひつじ雲)から触手のように幾筋もの雲が分岐しているのが見えた。よくよく目を凝らすると、分岐した雲は巻積雲(うろこ雲)に遷移しているように思える。過去記事でも書いたかも知れないが、十種雲形などというものは、人間が雲の...
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窓うつ嵐に夢もやぶれ ── また・夏恋日記 令和五年三月二十九日(水)

「確認ですが、瑞兆サンですよね?」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/500s, ISO100, WB:Daylight トップ画像は、あまり見映えはよろしくないんだが一瞬見えた彩雲を数カット撮ってみたので、その一葉をご紹介させていただきたいと思う。太陽の左側の光彩は一見幻日に見えるかも知れないが、幻日は太陽のこんな近くには出現しないからね(笑)。画像下側の彩雲が出ている雲はどう見ても巻積雲(うろこ雲)な...
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一気に押し寄せる春 ── 新々・夏恋日記 令和五年三月八日(水)

「煮え立つ雲 (その1)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight「煮え立つ雲 (その2)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight一見、上空から下にある雲を俯瞰したように見えるがそれは錯覚で、あくまでも地上から撮影した画像だ。 トップ画像は、波状雲から蜂の巣状雲へと転成中の高積雲(うろこ雲)だ。そして、二葉目は蜂の巣状雲へと転...
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こだわりと思い込みは違うんじゃないか ── 新・夏恋日記 令和五年二月二十四日(金)

「幻日の向こう、春間近に見えて」 Canon EOS 5Ds R, EF16-35mm F4L IS USM, f16, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、巻層雲(うす雲)から転成中の巻積雲(うろこ雲)に出現した「左右両幻日」と「22度ハロ(内暈)」だ。この時の太陽高度は約30度だったんだが、市街地ではこれ以上高度が低い場合には建物の陰になってしまうので、よほど視界が開けたところでなければ発見や観察が難しくなる。それにして、もこ...
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