Tag乳房雲 1/3
君にマラソンは似合わない ── 夏恋日記 令和五年一月八日(日)

"Old Soldiers Just Fade Away" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f8, 1/60s, ISO400, WB:Daylight 本日は、未掲載の蔵出し画像から一葉ご紹介させていただきたいと思う。当ブログのフォロワー・読者諸兄姉の皆様なら一見して尾流雲だとお分かりいただけると思うんだが、これは単なる尾流雲ではない。この石楠花色の残照に染まる尾流雲群は、実は減衰期も最終段階を迎えた「かなとこ雲」のなれの果てなんだ...
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The Yopparai Returns ! ── 新・残暑日記 令和四年十月二十九日(土)

「雲はカオスである」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 「十種雲形」という言葉を聞いたことがあると思う。俺の記事中でもよく使っているんだが、雲を「積乱雲」とか「巻雲」とかいう名称で分類するのが十種雲形だ。この十種雲形は、何でもかんでも単に「雲」と呼んでしまうと何かと不便なので、人間が取り合えず定めた便宜的な分類に過ぎないということを分かってほしい。たとえ...
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【改訂版】 夏の後ろ姿って見たくないんだけど、見えちゃうんだよ ── 続・盛夏日記 令和四年八月二十三日(火)

「真夏の証明」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f8, 1/60sec., ISO400, WB:Daylight千葉県成田市付近を通過中の残照に映えるかなとこ雲と乳房雲。 昨夜、開け放したリビングの窓からミツカドコオロギの初鳴きが聞こえた。「ああ、君は今年も健在だったか」などとまたおセンチしてしまったよ(笑)。って、今鳴いているのは昨年鳴いてたミツカド君の倅なんだけれどね(笑)。それも一瞬で、隣家の庭を席巻しているア...
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なんて短い故郷の夏 ── 盛夏日記 令和四年八月七日(日)

「修飾語の使い方に配慮が必要な雲」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、目まぐるしく空模様が変化した先月の某日に一瞬出現した「乳房雲」だ。いつものソラの定期チェックで発見、あわててベランダに飛び出して数カット撮影していると、見る見るうちに尾流雲となって崩れて行った。というか、既にこの時点でも部分的に尾流雲を生じていることに後から気づいた。...
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感性がないんじゃなくてスランプだと思いたい ── はてさて・夏待日記 令和四年六月十一日(土)

「滴るナノスケールの擾乱」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight トップ画像は「乳房雲」が、もはやその形状を維持出来なくなり「尾流雲」と化して、自身を構成する水滴を落とし始めたところだ。まさに「破裂」と表現していいような出来事だった(その瞬間が見えた訳じゃないが)。仔細に観察してみると、乳房雲は画像の手前側から崩れて行っているように見える。その奥側のシルエット...
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自作自演の認識阻害 ── はてさて・夏待日記 令和四年六月十日(金)

「燃えるナノスケールの擾乱」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO400, WB:Daylight 本日のトップ画像は一見何の変哲もない茜雲に見えるかも知れないが、実は夕暮れの層積雲の雲列の底に生じた乳房雲なんだよね。もうかなり形が崩れているので、尾流雲になりかかっているところかも知れない。で、フレーミングが何故こんなに窮屈なのかというと・・・まあ、ソラ屋さん的にも、写真屋サン的にもいろいろ事...
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美しいものが儚いのは人も雲も同じだ ── 第2回「乳房雲コレクション展」をやってみる

「真夏の証明」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f8, 1/60sec., ISO400, WB:Daylight残照に映えるかなとこ雲と乳房雲。どこに乳房雲があるのかというと、かなとこ雲の「朝顔型」に開いた雲底にぼこぼこと見える突起がほぼ全て乳房雲だ。かなとこ雲には、このようなフォルムの乳房雲が形成されることが多い。「真夏の証明(部分拡大)」 突然思い立って、第2回「乳房雲コレクション」をやってみることにした(笑)。...
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また招かざる客がずかずかと上がり込む ── 夏待日記 令和四年一月十二日(水)

「カウントダウン!── VHFアンテナのある空景 (その37)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、昨年撮影した「尾流雲コレクション」から未掲載のカットをご紹介させていただきたいと思う。この雲はおそらく「層積雲」であると思われるが、底面に生じた「乳房雲」が崩れて「尾流雲」に遷移し始めたところだ。雲塊から水滴が零れ出した瞬間を感じていただけるだろ...
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いかづちのにはかに轟けば雀らいみじうパニくりて葉陰より一同に飛び出づるもいとをかし

「さあ、そろそろ行きまっせ!」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f8, 1/500sec., ISO800, WB:Daylight 本日は、北九州、中国地方で梅雨明けしたそうだ。四国が置いて行かれたのは少々腑に落ちないが、まあ、ここも時間の問題だろう(笑)。さてその梅雨前線だが、明日の予想天気図では日本本土を外れ「関東の東」の海上まで退いている。そして明後日以降は、天気図上からその姿を完全に消すことになっているようだ...
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黄鉄鉱(パイライト)だってそこそこ美しい!── 愚者と少年にとって、それは確かに「金」だった

"A Mysterious Triangle Cloud" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250sec., ISO100, WB:Daylightふと頭上の空を見上げると、そこには二等辺三角形というかサメの歯の一片のような雲が浮かんでいた。目を凝らすと、長い乳房雲と微かな尾流雲を生じているのがわかる。つまり、三本の脚付き三角テーブルを下から見上げたようにも見える。 関東地方の週末は晴れそうだという予報だったので、溜まりに溜...
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