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May Wind / 五月の風 [ストリートピアノの調べに乗って ── サラ・ティーズデールの詩を訳してみる 第12回]

「五月の風 ── VHFアンテナのある空景 (その59)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 五月の梅雨入りをなんとか免れた関東地方は、今日も爽やかな北海道サマーの一日だった。早いもので、その五月も今日が晦日となってしまった。先日掲載したクリスティーナ・ロセッティの"May / 五月"に続いて、本日は逝ける五月への鎮魂の意味を込めサラ・ティーズデールの一篇を拙訳...
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The River / 川の嘆き [今はもう海水のように苦々しい ── サラ・ティーズデールの詩を訳してみる 第11回]

「威風堂々と」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 昨日の記事でもお断りしたとおり、本日はプライベートな所用のためフォロワー・読者諸兄姉の皆様方のところへお邪魔することが出来ません。また、メールやコメントなどへの返信も後日とさせていただきたいと思います。何卒ご容赦ください。"The River"Sara TeasdaleI came from the sunny valleysAnd sought for the ope...
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【四訂版】 There Will Come Soft Rains / 優しく雨ぞ降りしきる [暁にめざめし春の女神すら我らが去りしことをばそれと心づかざらん ── サラ・ティーズデールを訳してみる 第1回]

「暁にめざめし春の女神すら」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/250sec., ISO100, WB:Daylight 今年も本ブログ恒例の『やさしく雨ぞ降りしきる』をご紹介させていただく季節となった(笑)。もう読み飽きた、耳タコだというフォロワー・読者諸兄姉の皆様におかれましては、この記事は本ブログ恒例の"生誕祭"みたいなものなので、何卒ご容赦のほどを(笑)。 何度も触れているが、この詩の冒頭にあ...
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【改訂版】 The Solitary / 孤独 [花が花であるように、石が石であるように、私は私だ ── サラ・ティーズデールの詩を訳してみる 第2回]

「少女時代のサラ・ティーズデール」出典:"Sara Teasdale," in Wikipedia: The Free Encyclopedia; (Wikimedia Foundation Inc., updated 31 March 2019, at 14:35 UTC) この画像の著作権は消滅しています。 "There Will Come Soft Rains / 優しく雨ぞ降りしきる"の記事で折に触れてサラ・ティーズデールの詩を翻訳していると書いたんだが、その中から"Solitary"(ひとりでいい)の拙訳をご紹介させていた...
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【改訂版】 Alone / 独りぼっち [くすんだ灰色の世界の至高の頂きに独り立つ ── サラ・ティーズデールの詩を訳してみる 第10回]

"Alone" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/125sec., ISO400, WB:Daylight 風の便りで、昔一緒に文芸活動をやっていた先輩の訃報を聞いた。本人はどう思っていたのかは知る由もないが、世間一般的にいうところの幸せな最期ではなかったらしい・・・。まあ、人生はいろいろあるからね。とりあえず献杯から泥酔モードへ移行中なので、大変恐縮だがこれにて失礼。(ここから【改訂版】記事本文) 今宵はま...
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【三訂版】 There Will Come Soft Rains / 優しく雨ぞ降りしきる [暁にめざめし春の女神すら我らが去りしことをばそれと心づかざらん ── サラ・ティーズデールを訳してみる 第1回]

「人のうからのなべて絶え果つるとも、 小鳥も草木も空も雲も、これに心掛くることあるまじ」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/250sec., ISO100, WB:Daylight 本ブログの恒例となった『やさしく雨ぞ降りしきる』をご紹介させていただく季節となった。記事中にもあるが、この詩の冒頭にある「戦時」とは「第一次世界大戦」のことなんだが、一昨年も昨年も「この詩が読まれるべき時は、まさに今こそがふさわし...
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肩刺せ、裾刺せ、綴れ刺せ ── 残夏日記 令和三年九月十八日(土)

「誰も注目しない反対側の黄昏空」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60sec., ISO100, WB:Daylight 「生き返り」台風14号は九州・四国・紀伊半島に上陸、再上陸を繰り返しながら、本日午後東海沖で温帯低気圧になった。風雨も予想されたほどではなく、目立った被害もなかったようで何よりだった。今年の気候は春から何かと異変続きだが、これで終わりにしてほしいものだ(笑)。穏やかに夏を見送り、冬を迎え...
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【改訂版】 Advice to a Girl / 女の子へのアドバイス [覚えておいてね、この真理を ── サラ・ティーズデールの詩を訳してみる 第6回]

"Windy Has Stormy Eyes" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60sec., ISO100, WB:Daylight擾乱を予感させる午後遅い空。フレーム中央やや下の明るい帯は、逆光を受けて輝くかなとこ雲の雲頂部だ。もやもやと「かなとこ巻雲」が沸き立つように分離して行く。いつ見ても心躍る光景だ。 先程から防災放送が、繰り返し「外出したまま家に戻らない老人」の特徴と服装、そして情報提供を呼びかけている。早...
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【ブログ開設二周年記念祭・改訂版】 There Will Come Soft Rains / 優しく雨ぞ降りしきる [暁にめざめし春の女神すら我らが去りしことをばそれと心づかざらん ── サラ・ティーズデールを訳してみる 第1回]

「人のうからのなべて絶え果つるとも、 小鳥も草木も空も雲も、これに心掛くることあるまじ」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/250sec., ISO100, WB:Daylight 最初にお断りさせていただきますが、本記事はダラダラと長ったらしく、また再掲・改訂版ということでもありますので、適当に読み飛ばすか拾い読みしてください。ただ、森優氏の訳詩『優しく雨ぞ降りしきる』が、もし未読ということでしたら是非とも...
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Alone / 独りぼっち [くすんだ灰色の世界の至高の頂きに独り立つ ── サラ・ティーズデールの詩を訳してみる 第10回]

"Alone" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/125sec., ISO400, WB:Daylight 今宵はまたサラ・ティーズデールの詩をご紹介してみたいと思う。「孤独」は彼女の名刺代わりみたいなモチーフだ。以前ご紹介した中にもずばり"The Solitary"「孤独」という作品がある(参照:The Solitary / 孤独 [花が花であるように、石が石であるように、私は私だ ── サラ・ティーズデールの詩を訳してみる 第...
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