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Tagサラ・ティーズデール 1/2

Alone / 独りぼっち [くすんだ灰色の世界の至高の頂きに独り立つ ── サラ・ティーズデールの詩を訳してみる 第10回]

"Alone" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/125sec., ISO400, WB:Daylight 今宵はまたサラ・ティーズデールの詩をご紹介してみたいと思う。「孤独」は彼女の名刺代わりみたいなモチーフだ。以前ご紹介した中にもずばり"The Solitary"「孤独」という作品がある(参照:The Solitary / 孤独 [花が花であるように、石が石であるように、私は私だ ── サラ・ティーズデールの詩を訳してみる 第...

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Let It be Forgotten / 忘れてしまいましょう [時は人を老境へと誘う心優しき友なのです ── サラ・ティーズデールの詩を訳してみる 第9回]

「時は人を老境へと誘う心優しき友なのです」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60sec., ISO400, WB:Daylight 久しぶりにサラ・ティーズデールの詩をご紹介してみたいと思う。「忘却」って重いテーマだよね。クリスティーナ・ロセッティの詩にもしばしば「忘れる」「忘れたい」というフレーズが登場するんだけど、その願望がいかに難しいことなのかということの証でもあるんじゃないだろうか。もし「忘却が出...

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【ブログ開設一周年記念・全面改定版】 There Will Come Soft Rains / 優しく雨ぞ降りしきる [暁にめざめし春の女神すら我らが去りしことをばそれと心づかざらん ── サラ・ティーズデールを訳してみる 第1回]

「人のうからのなべて絶え果つるとも、 小鳥も草木も、これに心掛くることあるまじ」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250sec., ISO100, WB:Daylight 一年前、俺はある目的があってこのブログを立ち上げようとしていたが、仕事が多忙を極めていた。4月1日にスタートするはずであったその計画はもろくも崩れ、4月も下旬に入ってからようやく見切り発車に近い形でよろよろとスタートした。何故それほど4月のス...

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降ったといっても春の淡雪なんだよね ── 冬の名残の恒例行事はこれにてすべておしまい!

「ソラのサクラも満開です!」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500sec., ISO100, WB:Daylight まさかという頃にやってくれた「冬の名残の恒例行事」の3月のドカ雪、あの程度でドカ雪なんてこというと雪国の人に笑われるんだろうが、それも今日になれば跡形もない。俺が雪まみれになりながら、二度も雪落としに行った庭のキンモクセイも「そんなことありましたっけ?」なんてすました顔をしているんだよね。...

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「雨水」の前夜祭なので、久しぶりにバーボンを飲りながらぐいぐいと書いてみる

「ある意味ではこれも『幻日』なんだよね」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/4000sec., ISO100, WB:Daylight 写真は、先日かなり鮮やかに出現した光環だ。いつも思うんだけど、これって一種の「幻日」と言えないこともないんだよね。まあ、本当の幻日とは見た目も原理的にも全く違うものなんだけど(参照:「祝!令和2年初幻日祭」)、肉眼ではこういうふうには見えないという意味では「幻の日」と言っても嘘...

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春の前夜祭だから、カヴァを飲りながらうきうきと書いてみる

「飛行機雲より出(い)でし"RIB"な巻雲」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/1000sec., ISO100, WB:Daylight片側だけの「肋骨巻雲」がちょうど太陽にかかったところをワンカット撮る。 今日は節分。ということは明日からオフィシャルにも春なんだよね(笑)。「節分」って「季節の分け目」という意味だから、昔は特に「立春」の前日ということではなく、「立夏」「立秋」「立冬」の前日も含めてすべ...

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Winter Stars / 冬の星座 [万物は移ろいの中で美しい星となる ── サラ・ティーズデールの詩を訳してみる 第8回]

「冬空の王者 オリオン座」 左上の赤い1等星がα星ベテルギウス(0.42等級)、右下の青い1等星がβ星リゲル(0.13等級)。出典:zz_mizu さん撮影によるこの作品は 写真AC から提供されています。 今日から師走だね。「彼は誰にオリオン見ゆればあなうれし・・・」なんて記事を書いたのが9月の半ば頃。あの時は酔い覚ましに外へ出て東の空を見たら、未明の空にオリオンが昇って来るところだった。今は宵のうちから東の空にオリオンは...

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The Storm / 嵐 [そうでしょ、風さん ── サラ・ティーズデールの詩を訳してみる 第7回]

「そうでしょ、風さん?」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250sec., ISO100, WB:Daylight先月のある夕刻、群馬県方面から迫り来る積乱雲とかなとこ雲がシルエットになって見えた。一瞬雲の切れ間から薄明光線が射したものの、たちまち暗雲にかき消された。雲頂部にもやもやと毛羽だって見えるのは「かなとこ巻雲」だ。 今日は13日の金曜日。俺はカトリックじゃないし、外国の宗教的迷信なんか関係ないもんね...

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Advice to a Girl / 女の子へのアドバイス [覚えておいてね、この真理を ── サラ・ティーズデールの詩を訳してみる 第6回]

"Windy Has Stormy Eyes" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60sec., ISO100, WB:Daylight擾乱を予感させる午後遅い空。フレーム中央やや下の明るい帯は、逆光を受けて輝くかなとこ雲の雲頂部だ。もやもやと「かなとこ巻雲」が沸き立つように分離して行く。いつ見ても心躍る光景だ。 昨日から人魂とかの話をしていたせいか、実に不思議なことがあった。残りが1/3程になったワイルドターキー8年のボト...

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I Shall Not Care / 私は何も感じないでしょう [四月の女神が濡れた髪を振り上げる時 ── サラ・ティーズデールの詩を訳してみる 第5回]

「現実の彼方に幻日がある」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f8, 1/60sec., ISO100, WB:Daylightこのように内暈(22度ハロ)の一部が明るく輝いて見えるかのような出現形態は、太陽高度が低い時の幻日の特徴だ。 思うところがあって、二人の女性詩人の死をモチーフにした二篇を並べてみることにした。以前にも触れたが、ロセッティが"Song"(私が死んでしまっても)を書いたのは若干18歳の時であったし、...

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