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Mother Shake the Cherry-tree / さくらんぼ狩り ── クリスティーナ・ロセッティの詩を読んでみる 第10回

「遡上する雲たち」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight並列する波状高積雲なんだが、世界気象機関(WMO:World Meteorological Organization)の定める「国際雲図帳」(International Cloud Atlas)分類上では高積雲の副変種である「放射状雲」となるんだろうな。ある特定の方向から見た時にしか成立しない見かけ上のフォルムで命名してしまうのは如何なものだろう。「並行雲」とか「...
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【改訂版】 Boats Sail on the Rivers / 橋 ── クリスティーナ・ロセッティの詩を読んでみる 第3回

「天空からのエール (その7)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 本日は鬱陶しい梅雨空に引導を渡すため、こんな記事を企画してみた(笑)。もう何度かご紹介させてもらったことのあるこの詩は、クリスティーナ・ロセッティの作品の中でも"Who Has Seen the Wind? / 誰(だあれ)が風をみたでしょう"と並んでもっともよく知られ、愛されている一篇だ。そうだね。俺とし...
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May / 五月 ── クリスティーナ・ロセッティの詩を読んでみる 第9回

"Ah, Pleasant May!" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 本日は、敬愛するクリスティーナ・ロセッティの作品から「逝ける五月への鎮魂」として"May"(五月)というタイトルの一篇をご紹介させていただきたいと思う。前回掲載の"Another Spring"(また来る春)と同様にクリスティーナが20代半ばの頃の作品なんだが、彼女の死生観が垣間見えるような美...
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【改訂版】 What are Heavy? Sea-sand and Sorrow / どちらなの? ── クリスティーナ・ロセッティの詩を読んでみる 第6回

「『高い』と『深い』の違いは何だろう?」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/250sec., ISO100, WB:Daylight 梅雨入りしたからという訳じゃないが、今日は仕事も、プライベート案件も、何もかもがしっくりと行かない一日だった。仕事もそこそこに一杯飲り始めたんだが、当然のことながら酒もイマイチ美味くないんだよね(笑)。"What are heavy? sea-sand and sorrow"Christina RossettiWhat a...
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【改訂版】 A Toadstool Comes up in a Night / 毒茸と楢(オーク)の木 ── クリスティーナ・ロセッティの詩を読んでみる 第4回

画像出典:「ベニテングタケ」(2019年7月5日 (金) 03:38 UTCの版)『ウィキペディア日本語版』 Ak ccm 氏を著作権者とするこの作品は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承 3.0 オランダ ライセンスの下に提供されています。 トップ画像は、童話の絵本などによく登場する「ベニテングタケ」だ。見た目が毒々しいだけではなく、実際問題として毒キノコなんだが、一般に思われているような猛毒ではない。大量に摂取すると腹痛・嘔...
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遠い夏 ── 『一冊の小瓶』と『朝の詩』から磯貝裕美さんの詩を読んでみる 第13回

"On Such A Windy Day #2" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125sec., ISO100, WB:Daylight 産経新聞の一面最上段に掲載される『朝の詩』を楽しみにしている。いや、今は「していた」と過去形で書く方が正しい。もう何度も書いているが、選者を詩人の新川和江先生が担当されておられた頃に比べて、掲載作品のレベルが格段に落ちた。落ちただけではなく、掲載作品の内容や掲載対象者に明らかな偏りが...
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Another Spring / また来る春 ── クリスティーナ・ロセッティの詩を読んでみる 第8回

「やさしい光、やわらかい雲 #1」 Canon EOS 5D Mark II, EF 24-105mm F4L IS USM, f11, 1/60sec., ISO100, WB:Daylightロールパンかコロネか、はたまたクロワッサンか・・・。俗人なので食い物にしか見えないのです。「やさしい光、やわらかい雲 #2」 Canon EOS 5D Mark II, EF 24-105mm F4L IS USM, f11, 1/60sec., ISO100, WB:Daylightこのやわらかい光を演出しているのは、全天に広がったディフューザーの役目をしている巻層雲...
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Boats Sail on the Rivers / If All Were Rain and Never Sun ── クリスティーナ・ロセッティの詩を読んでみる 第7回

「天空からのエール (その3)」 Canon EOS 5Ds R, EF16-35mm F4L IS USM, f11, 1/60sec., ISO100, WB:Daylight主虹・副虹・過剰虹が勢揃いした大アーチ。惜しむらくは、副虹がもう少し鮮やかだったらというところだが、そこまで望むのは贅沢と言うものだろう。「天空からのエール (その4)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60sec., ISO100, WB:Daylight「副虹」が一番鮮やかな時のカット。「主虹」(右下...
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【二訂版】 Who Has Seen the Wind? / 誰(だあれ)が風をみたでしょう ── クリスティーナ・ロセッティの詩を読んでみる 第0回

「渓を渡る風」 Canon EOS-1N, EF28-80mm F2.8-4.0L USM, f11, 1/2sec., Ektachrome E100SWオリジナル画像をフォトレタッチソフトのアーティスティック・フィルターを利用して加工しました。 昨年5月「クリスティーナ・ロセッティの詩を読んでみる」シリーズをスタートするに際して、あまりにも有名な一篇である「風」は当初掲載の予定はなかった。しかし、何はともあれこの詩を置いておくわけにはいかないと思い直し、シリーズ...
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春愁は続く ── これが春のデフォルトかも知れないね

"A Tadpole in the Sky" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500sec., ISO100, WB:Daylight春だしね。オタマジャクシがソラを泳いでいたって不思議じゃないよ。もしかしたらソラの神様のペットかも知れないしさ。どんなカエルになるだろうかって・・・そりゃあ天(アマ)ガエルに決まってるさ。ソラのオタマジャクシだけに。 昨日のロセッティの詩は、読者の皆様にいろいろ感じていただいたようで、本当...
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