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Tagまるひら銀水 1/76

へっぽこ戦士後ろへ突撃 ── 続々・夏待日記 令和五年五月二十七日(土)

「風薫る空に幻の日現る #3」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は今月初旬、すっきりと晴れ上がって心地よい風が吹く五月の空に出現した「左右両幻日」だ。少々趣向を凝らして、ボーボーの大楠の上に太陽をが来るようなポジションで数カット撮ってみた。ここに写っているのは幻日だけではない。太陽の真上には「上部タンジェントアーク」が、そこから太陽を取り巻...

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諦観なのか、傍観なのか、鈍感なのか ── 続々・夏待日記 令和五年五月二十六日(金)

"On Such a Windy Day #7" Canon EOS 5Ds R, EF70-200mm F2.8L USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 5月初旬の強風が吹き荒れた日、関東地方では平野部でもレンズ雲や吊るし雲が観察出来た。ところによっては、独立峰の周辺に出現するような美形フォルムの吊るし雲も見られたそうだ。俺も朝から「ソラのチェック体制」を"通常レベル(20分毎)"から"レベルC(10分毎)"に上げて期待していたん...

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聞きたくなかったニュースを聞いちまった日 ── 続々・夏待日記 令和五年五月二十五日(木)

「わさわさと騒がしいソラ」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、終日巻雲が湧いては消え湧いては消えしていた一日に撮影したカットだ。画像下部で右側に尾をなびかせているのは「鈎状巻雲」なんだが、その上に散らばるもやもやと糸くずが絡まったような塊になっているのは、巻雲の変種の一つである「もつれ雲」だと思われる。画像中央のやや下側で、上向きに弧...

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It's a Hokkaido Summer Day Today ── 続々・夏待日記 令和五年五月二十四日(水)

「逢魔が時の空に対峙する異形のものたち」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f8, 1/60s, ISO400, WB:Daylight ある日の日没直後、残照の空にシルエットになった層積雲のフォルムが面白かったので数カット撮ってみた。互いに威嚇し合う大蜥蜴(左)と狼(右)とか、むくむくと地から這い出て来る魑魅魍魎とか、童心に帰っていろいろ想像してみた。それはともかくとしてこの空は、いかにも逢魔が時らしい妖しげな雰囲...

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今日も冷たい雨が ── 続々・夏待日記 令和五年五月二十三日(火)

「右右向き? それとも左向き?」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight この得体の知れない芋虫みたいなフォルムをした雲は、積雲(わた雲)の雲種の一つである「扁平雲」だ。積雲といえば、上部がもこもこと盛り上がった「並雲」や「雄大雲(雄大積雲・入道雲)」を思い浮かべると思うんだが、中にはこんなヤツもいるんだよね(笑)。よく見ると、ちゃんと積雲の典型的な特徴である「...

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実子も継子もおりますが ── 続々・夏待日記 令和五年五月二十二日(月)

「感激の間隙」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight"間隙"がずっと右方向に伸びていて、24mmでは全体が収まらなかった。 昨日に続いて本日も、未掲載の蔵出し画像から巻積雲(うろこ雲)に生じた「穴あき雲」をご紹介させていただきたいと思う。「感激の間隙かんげき」などとふざけた画像タイトルをつけてしまったんだが、少々距離があったので細長い間隙すきまのようにみ...

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「魚の骨」の思い出 ── 続々・夏待日記 令和五年五月二十一日(日)

「ソラの神様が、特大シマホッケの開きを召し上がったようだ」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 本日は蔵出し画像から、巻雲の変種の一つである「肋骨雲」をご紹介させていただきたいと思う(以下「肋骨巻雲」という)。巻雲には様々な「種」「変種」「副変種」があるんだが、肋骨巻雲は巻雲にだけ見られる変種なんだよね。そして、この肋骨巻雲は飛行機雲のなれの果てから生じる...

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誰も気づいていないが、日本の名誉が守られた日 ── 続々・夏待日記 令和五年五月二十日(土)

「一口味見したのは誰だ?」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 青空に浮かんだ美味そうな焼き鳥・・・あ、もしかしたらBBQの串焼きかも知れないが、左端の肉がほぼ食いちぎられているじゃないの(笑)。「誰だ! こそっと味見したヤツは?」って、やるとしたらあのお方しかいないよね(笑)。えーと、お肉はちぎれ雲さん、串は飛行機雲さんによるソラのオブジェでした(笑)。 今日の...

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ホワイトノイズの向こうから ── 続々・夏待日記 令和五年五月十九日(金)

「珠玉零るるがごとく」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f161, 1/2000s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、巻積雲(うろこ雲)に出現した「光環」だ。ソラの写真を取り始めた頃は、巻積雲に光環を生じているのを見ても別に何とも思っていなかった。しかし、よくよく考えてみれば、氷晶(氷の微細な結晶)から出来ているはずの巻積雲に、水滴の回折現象である光環や彩雲を生じるのはおかしいんじゃないかと...

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やむを得ず、真にやむを得ず ── 続々・夏待日記 令和五年五月十八日(木)

「『バカヤロー!』がちょいと似合いそうな夕陽」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、日没時に見えた高積雲(ひつじ雲)の「放射状雲」だ。もしかしたら、元雲はシーラスストリーク(ジェット巻雲の一種)だったかも知れない。「放射状雲」については、俺は昔この変種のことを大いに誤解をしていて、波状雲が収束して見える方向から観察したものをそう呼んでい...

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