Tagしーちゃん 1/80
ずっと君にイジられていたい ── 新・夏待日記 令和五年六月九日(金)

「空の憂愁と日常」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、積雲(わた雲)の雲種の一つである「扁平雲(扁平積雲)」だ。積雲は、その発達のプロセスにおいて扁平雲⇒並雲⇒雄大雲と変化するんだが、扁平雲はその最初の段階なんだよね。よく知られているような上部がもこもことした積雲は、第二段階の「並雲(並積雲)」という訳だ。但し、全ての積雲が必ずしもこの...
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梅雨入りも「濃いめ」の燃料投下で乗り切れるか? ── 新・夏待日記 令和五年六月八日(木)

「黄昏の幻影 ── 錯覚とか幻覚とも言いますが」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 数日前の日没時、雲の向こうに沈む夕陽の上にかすかな「太陽柱(サンピラー)」が見えたので、大あわてで数カット撮った。今日現像してみたら(筆者注:デジタル写真では、RAWデータをTIFFやJPEGなど可視化フォーマットに変換することを「現像」と称する)、どのカットにも太陽柱の「た」の字も写っ...
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僕の危ういレゾンデートル ── 新・夏待日記 令和五年六月七日(水)

「午後の椿事 ── ソラに穴が空いたという訳ではありませんが」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight トップ画像は、五月末のある日の午後遅く、高積雲(ひつじ雲)に出現した「穴あき雲」だ。この日は午後から穴あき雲らしきものが出かかっては消えたりしていたんだが、あまりパッとしたものにはならず半ば諦めかけていたんだよね。ところが、午後5時前になって、全く想定外のところに...
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フォトジェニックではないがチャーミングな雲もある ── 新・夏待日記 令和五年六月六日(火)

「雲は朧にそれなりに #1」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight「雲は朧にそれなりに #2」 Canon EOS 5Ds R, EF70-200mm F2.8L USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 数日前の昼過ぎ、半天を覆い始めた高層雲(おぼろ雲)の雲端部にちらっと尾流雲が見えたので20カットほど撮ってみた。高層雲は「おぼろ雲」というくらいなので、ちょっと掴み所のない雲なんだよね(笑)。故に尾流...
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びゅうびゅうと君に通う風 ── 新・夏待日記 令和五年六月五日(月)

「雲は限りなく自由である」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight右下の太陽の周囲に光環の切れ端が見える。 本日のトップ画像は、昨日の午後遅くなって現れた巻積雲(うろこ雲)だ。もう何度か記事に書いているが、巻積雲と高積雲(ひつじ雲)の同定は慣れてくれば瞬間的に分かるんだが、それでもなかなか微妙なケースもあるんだよね。それも当然で、十種雲形などというものは、人間...
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ストロベリームーンと北海道サマーの宵 ── 新・夏待日記 令和五年六月四日(日)

"Towering Clouds #3" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、ある日の日没前層積雲に生じた「塔状雲」がシルエットになったところなんだが、その雲頂部からさらに小さな「塔」が聳えているんだよね(笑)。塔状雲の学術名は"castellanus, 略号:cas"なんだが、字面から何となく想像出来るようにラテン語の"Castellum"(英語の"C...
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Cheer Up, Daydream Believer! ── 新・夏待日記 令和五年六月三日(土)

「風薫る空に幻の日現る #4」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 先日ご紹介させていただいた、五月初旬に出現した左右両幻日の右幻日部分のアップ画像だ。この幻日画像のウリは、上部タンジェントアークから分岐するように22度ハロ(内暈)が見えているんだが、それを右斜め上方向から飛行機雲が横切っているところなんだよね(笑)。「飛行機雲ってどこにあるの?」と思ったあなた...
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あつらえたような黄昏 ── 新・夏待日記 令和五年六月二日(金)

「黄昏発黄泉(こうせん)行 第12便」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 五月も終わりに近いある日の黄昏時、高積雲(ひつじ雲)の雲塊の縁に沿うように飛行機が航跡トレイルを曳いて行くのが見えた.。飛行機雲だけじゃない。夕陽のポジションといい、雲と空のコントラストといい、まるであつらえたようなフォトジェニックな光景に、カメラを抱えてあたふたとバルコニーに飛び出し...
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シュッとした巻雲は好きですか? ── 新・夏待日記 令和五年六月一日(木)

「シュッとした巻雲は好きですか?」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 過去記事で散々ご紹介しているように、一口に「巻雲」(すじ雲)といってもいろいろある。気象の図鑑や雲のガイドブックなどに巻雲の典型として必ず載っている「鈎状巻雲」だけが巻雲じゃないんだよね。というか、鈎状巻雲は巻雲の中ではむしろレアな部類になるということは是非覚えておいてほしいと思う。巻...
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ソラの神様はツイストドーナツを召し上がる ── 続々・夏待日記 令和五年五月三十日(火)

「ソラの神様はツイストドーナツを召し上がる」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylightツイストドーナツのフォルム上部右雲端部に微かな彩雲を生じているのがお分かりいただけるだろうか。 本日のトップ画像は、5月初旬の強風が吹き荒れた日に撮影した中から一葉ご紹介させていただきたいと思う。竜巻や漏斗雲(竜巻の卵)とは発生原理的にも全く別物なんだが、風が強い日に雲がねじれる...
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