たまには苦手な心象風景っぽい写真を撮ってみる

「ある飛翔(その20) / Like a Psychological Landscape Picture」 Sony Xperia XZ1, f8, 1/250sec., ISO100, WB:Daylight
昨日の記事で、永塚貞さんの「草原に五歳の君をよびだして遊ぼう大人の君に内緒で」という一首について、皆様の率直な解釈や感想をお願いしたところ、多くの真摯なコメントを頂戴した。同じ見解に意を強くしたり、ユニークな発想にはっとさせられたり、楽しく拝読させていただいた。読んだ瞬間、その一首の解釈は「詠み手」から「読み手」のものになるということが、実証・実感出来たので、もう感謝しかない。磯貝裕美さん、オグリン♪さん、がちょーさん、まっ黒くろすけさん、小麦さん、イオママさん、花おばさん、ももPAPAさん、本当にありがとうございました。これからもよろしくお付き合いのほど、お願い申し上げます。
俺は無駄に写歴だけは長いものの、実を言うと滝と空の写真しか撮ったことがないんだよね(笑)。中でも一番苦手なのが「人物」と「心象風景」だ。まあ、人物写真については、きれいなおねーさんは別として、まるで撮影意欲がわかないからどうでもいいんだけれど、心象風景にはずっと憧れを抱いていたんだよね。トップ画像は、先日外出した際に、心象風景ってこんな感じじゃないのかなと思いながら撮ってみたカットの内の一葉だ。「いつもの飛行機雲じゃないの?」なんて思ったあなた、撮影者が「心象風景です」と言ったら、それは心象風景なんですよ(笑)。愛機のデジイチではなくスマホで撮ったカットだから、画質的にイマイチなのはご容赦願いたい。まあ、あくまでも習作ということなので、笑って見てやってほしい。
昨日に続いて、「没後10年・~家族を歌う~第9回河野裕子短歌賞」の最高賞である河野裕子賞を受賞した「青春の歌」部門の二首をご紹介させていただきたいと思う。
[河野裕子賞 青春の歌(14歳・中学生)]
「うるさい」とそばにいる友笑うけど君がいないと私は静か (上水遥夏)
[河野裕子賞 青春の歌(18歳・高校生)]
掲示板「中止」が目立つ紙一枚夏祭り無き夏が始まる (高橋憧子)
出典:産経新聞 (令和2年/2020年11月16日)
今日の関東地方は、最高気温が25度前後まで上昇した。25度ってこんなに暖かかったっけ、というか暑い・・・と思った(笑)。もう身体がこういう感覚になっているということなんだよね。明日からはまた寒さがもどるらしいし、嗚呼、夏は遠くなりにけり・・・。でもまあ、春は近くなりにけり、ということなんで、秋よりは、ずっとずっと、はるかによい季節だ(笑)。

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